ヤクルト、阪神、楽天などで監督を務めた野村克也氏(82)の妻で、昨年12月8日に虚血性心不全のため85歳で逝去された沙知代さんの「お別れの会」が25日、東京紀尾井町のホテルニューオータニで行われた。約1000人の野球、芸能、政財界の関係者が訪れノムさんは、涙ながらに妻との思い出を語った。悪妻とも呼ばれたサッチーだが、素顔は、究極のプラス思考でノムさんの野球人生を切り開いてきた“影の監督”だった。 ニューオータニは故人が愛した場所だった。いつも、このホテルのサウナでリフレッシュして、ノムさんと共にコーヒーショップ「SATSUKI」で、お茶や軽食を取り“第二のリビング”代わりに使っていたホテルだった。祭壇は、オランダから取り寄せた紫陽花にバラ、カーネーションなど、約9500本の花で埋められ、2人の時代を表す10枚の夫婦のツーショット写真と共に、息子でヤクルトの2軍コーチである克則氏の奥さんが選