出典:『Wiktionary』 (2021/08/16 06:28 UTC 版) 慣用句 とおのむかし【遠の昔】 とうのむかし(疾うの昔・夙うの昔)の誤記[1][2]。 (...)我國は遠の昔しに隣國に合併せられて獨立の實を失ひ見る影もなきに至る可き筈なれども(...) (福沢諭吉『福沢全集第10巻』356ページ)〔1926年〕 なに答えは、とおの昔に椎名尭慶さんに教えてもらっていたのだ。(富田倫生『青空のリスタート』)〔1990年〕 用法 本来「疾(と)く」の音便の「とう」であるため、「とおのむかし」の表記は誤り。同じ発音の「遠」(とお、とほ)との連想によって間違えやすい[2]。 脚注