終わりの見えないコロナ禍でそっちの問題ばかりに気が向いてしまいがちだが、そう言えばこの時期と言ったら新年度を控えての就職・進学での引っ越しが相次ぐシーズンだという事を忘れていた。もう既に新天地での暮らしを決めたという方々も少なくないだろうし今更感も無くはないのだが、ここで当編集部は「新企画」をやる事にした。 2017年に「首都圏住みたくない街」(駒草出版)という怪しげな書籍を出版し、一時期は首都圏各所の本屋の一番目立つところに山積みにされて立ち読み客が続出したり、しまいにはJR各線の車内広告まで登場し36000部を完売した、あの“問題作”を書き上げた当編集部にとって、あの本を出しっぱなしにしておくのではなく、刻々と変化する街を観察し続ける中で、様々な理由で住んではいけない街がどこなのかを逐次解析・発表しては、“住む街を間違えてしまった”事によって蒙る人々の不幸を事前に回避するための判断材料