9月22日、すでに種牡馬を引退していたラーイが繋養先のスリーチムニーズファームで死亡した。26歳だった。 ラーイはブラッシンググルーム産駒で、エクリプス賞とソヴリン賞受賞牝馬グローリアスソングを母に持つ。スリーチムニーズファームの基幹種牡馬で、1990年に種牡馬生活を始めた当初は種付け料15000ドルから、最盛期には10万ドルにまで上昇する人気種牡馬となった。2009年に受精能力の低下から種牡馬を引退していたが、引退後も多くのファンが彼の元を訪れていた。 種牡馬として13頭のG1競走勝ち馬を含む91頭のステークス勝ち馬を輩出し、子孫は約9700万ドルを稼ぎ出した。おもな産駒はヨーロッパチャンピオンのファンタスティックライト、G1競走11勝の殿堂入り牝馬セレナーズソング、イギリスチャンピオンNoverreなど。母の父としては名種牡馬ジャイアンツコーズウェイをはじめとして100頭以上のステーク