雪で決勝戦が延期になった、前回の高校サッカー選手権。決勝が行なえたことは幸いだったが、文武両道が問われる事件でもあった。 2013年1月14日、高校サッカーの頂点を決める舞台・国立競技場は一面の雪景色に包まれていた。 首都圏を襲った大雪によって国立のピッチは試合を行なえるコンディションになく、試合は中止となり、両校優勝の措置も検討された。 プロのリーグ戦ならば、試合を延期することで日程を調整することができる。しかし学生スポーツ大会である全国高校サッカー選手権は、おいそれと決めることはできなかった。 全国大学ラグビー選手権決勝などのスポーツイベントが予定されていた国立。空いている日は次の土曜日、19日だけだった。だがその日は、なんと大学入試センター試験の初日。 結局は決勝に進出した鵬翔(宮崎)、京都橘(京都)の登録選手にセンター試験の受験者が1人もいなかったため、19日に決勝戦が延期され、鵬
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