選手らへのパワハラ行為が認定され、湘南ベルマーレ監督を退任した曹貴裁(チョウ・キジェ)氏(50)に対し、日本サッカー協会が1年間の資格停止処分を下す可能性が高まった。 8日、都内のJFAハウスで指導者ライセンスなどを扱う技術委員会が開かれた。その場で話し合われ、14日の日本協会の理事会に処分を報告することが確認された。曹氏は10月4日にJリーグから5試合の出場停止処分を受け、その4日後に退任した。理事会で承認されれば、同日までさかのぼり、来年10月までの1年間が適用期間となる見通し。 過去には無期限の資格停止処分が下されたこともあったが、曹氏が反省していることや指導者としての手腕、将来性などが考慮されたようだ。会の終了後、関塚隆技術委員長は、この件について「ライセンスを与えている我々として適格性を再審査しながら、方向性を決定した」と話すにとどめた。