日本球界のピッチクロック導入が現実味を帯びてきた。7月10日に開催されたプロ野球オーナー会議で、導入の可否を含めて検討を始めることが正式に決まったという。今季から取り入れたMLBは昨季の1試合平均3時間3分に対し、今季は6月時点で2時間37分と大幅な短縮に成功。WBCでも次回大会は導入が確実視されており、賛否はあれど国際的な潮流としてプロ野球も追随することになりそうだ。 伝説の「ちぎっては投げ」松本幸行 投手はランナーなしで15秒、ランナーありで20秒以内に投球動作に入らなければペナルティが課されるという同ルール。この話になると、古参の野球ファンが決まって名前をあげる投手がいる。 松本幸行ーー1974年にはキャリア最多の20勝をマークするなど、星野仙一との両輪で当時の中日ブルペンを支えた名投手であるが、松本を語る際に枕詞のようについて回るのが「ちぎっては投げ」というフレーズだ。 投球間隔が