２４日に静岡スタジアムで行われたＪ１の清水－浦和で浦和サポーターの４人が警備員への暴行容疑で逮捕された問題で、Ｊリーグの大東和美チェアマンは２６日、浦和からの事実関係の報告を待って、裁定委員会で処分を検討する考えを示した。 浦和はサポーターが乗った大型バスから清水の選手バスに向かって爆竹や発煙筒が投げられた事実も確認した。大東チェアマンは「逮捕者が出たことも遺憾だが、選手バスへの危険な行為は前例がない。厳正かつ慎重に対処したい」と述べた。 チェアマンは裁定委の答申を受け、クラブに対し、制裁金や勝ち点減、出場権☆（刈のメが緑の旧字体のツクリ）奪などの処分を科すことができる。

１１日に行われた国際親善試合、イタリア対ハイチの一戦は、２－２のドローに終わった。イタリア代表のチェーザレ・プランデッリ監督は試合後、不満をうかがわせている。 イタリアは開始わずか１９秒、左サイドを突破したMFアントニオ・カンドレーヴァのクロスから、MFエマヌエレ・ジャッケリーニが先制。リードを維持して前半を終えると、後半に入って７２分に追加点を奪う。FWマリオ・バロテッリのクロスからFWステファン・エル・シャーラウィがシュートすると、これは相手GKに阻まれたが、こぼれ球をMFクラウディオ・マルキージオが押し込んだ。 ところが、この２点のリードを守り切ることができない。まずは８５分、DFダヴィデ・アストーリが不用意なファウルでPKを献上。これを決め得られて１点差とされると、アディショナルタイムにもロングフィードからあっさりと追加点を許してしまう。 結局、コンフェデレーションズカップ前

進化・発展を続ける日本のチャリティーマッチ （１／２） 「東日本大震災復興支援 ２０１２Ｊリーグスペシャルマッチ」に寄せて このほど、７月２１日にカシマスタジアムで開催される「東日本大震災復興支援 ２０１２Ｊリーグスペシャルマッチ」の概要が発表された。詳細についてはＪリーグの公式サイトに譲るが、私が個人的に気になったのが「スペシャルマッチ」というネーミングである。「東日本大震災復興支援」と銘打っているのだから、これは実質的には「チャリティーマッチ」ととらえるべきだろう。にもかかわらず、なぜに「スペシャルマッチ」というネーミングを選んだのであろうか？ 私はこのネーミングから、主催者であるところのＪリーグの苦慮の跡を見る思いがする。仮に「チャリティーマッチ」という表現にしたなら、どうなっていただろうか。おそらく、ほとんどの人の記憶が去年のカズ（三浦知良）のゴールのイメージと直結して、「二番煎

シンガポール・アームド・フォーシズに所属していた秋吉泰佑は、ブルガリア１部リーグのＰＦＣスラビアソフィアに移籍した。ブルガリアリーグ初の日本人選手となる。 秋吉はルーテル学院高（熊本）を卒業後、２００８年にアルビレックス新潟シンガポールに加入。１０年からはシンガポール・アームド・フォーシズでプレーした。 以下は秋吉のコメント。 「この度、ブルガリア１部リーグのＰＦＣスラビアソフィアに入団することが決まりました。この伝統のあるクラブに所属することができ、本当にうれしく思うのと同時に早く試合ができることを楽しみにしています。この入団に関して僕に携わっていただいた方や家族や友人、ずっと応援していただいている方々、すべての方々に感謝したいと思います。結果が求められると思うので、結果にこだわって日々の練習から１つ１つのプレーを大事にして頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします」 【関連記

ラトビア１部リーグのＦＢグルベネに所属していた武田英明が、エストニア１部のＪＫノーメ・カリューに移籍した。８日、現地にて入団会見が行われた。 ＪＫノーメ・カリューは昨季、国内リーグ２位の強豪クラブで、今季はヨーロッパリーグ予選に出場する。 以下は武田のコメント。 「このチームと契約できて、本当にうれしく思っています。１つ１つ、目の前の試合で結果を残すことにこだわって頑張っていきたいと思います」 【関連記事】 ・ 秋吉泰佑がブルガリア１部のスラビアソフィアに移籍 ・ 柴村直弥がウズベキスタンの強豪パフタコールに移籍　初の日本人選手 ・ ウクライナ２部へ移籍の加藤、同国リーグ初の日本人選手に ・ サッカー海外日本人選手ジャンル・ブログ一覧（スポーツナビ＋） ・ スポーツナビ・サッカーFacebookページ [ スポーツナビ 2012年3月9日 22:24 ] 前後の記事 - [欧州サ

ボスニア・ヘルツェコビナ２部リーグのＦＫウニス・ボゴスチャでプレーしていた三木健が、同１部リーグのＦＫスロボダ・トゥズラと契約した。三木はボスニア・ヘルツェゴビナ１部リーグで初の日本人選手となる。 ２００９年にアルビレックス新潟シンガポールでプレーした経験を持つ三木は、タイでのプレーを経て１１年９月にボスニア・ヘルツェゴビナへと渡り、ＦＫウニス・ボゴスチャと契約。３カ月間プレーし、ゴールも決めている。 以下は三木のコメント。 「伝統のあるＦＫスロボダに移籍できて、とてもうれしいです。今回の契約にいたるまでに、家族をはじめとするたくさんの方たちの助けと応援をいただきとても感謝しています。日本人としての誇りと自信をもって、挑戦していきたいと思います。 また僕は無名の選手ですが、少しでも多くの方に努力によって夢はかなうということを伝えていけるように、頑張っていきたいと思います」 【関連記

「女子バレーボールＷ杯、日本３-０米国」（１８日、代々木第１体育館） サッカー日本代表のザッケローニ監督が日米戦を生観戦。「能力的には米国の方が上だと思うが、日本が簡単に勝ったのは素晴らしい。チーム力でカバーし、攻撃力で上回った。カバーリングなどでサッカーとの共通点も感じた」と評した。北朝鮮体験を踏まえて「会場の雰囲気は違うか？」と問われると、「その通りですね」と答えた。 この日午前にはイタリア‐ケニア戦も観戦。母国の栄冠には「日本が快勝した“ついで”に、イタリアも優勝しましたね」と控えめに笑った。 【関連記事】 ・ バレー女子、五輪お預けも快勝締め ・ ザック監督、全試合現地観戦予定 ・ ザック監督、ウズベク戦に海外組強行招集 ・ ザック日本、入国足止め…審査に４時間 ・ バレーボール ・ サッカー日本代表 ・ ザッケローニ [ デイリースポーツ 2011年11月19日 7:54

バッラの暴行を受けたボッティネッリ（奥）は身の安全を守るため、一時的に避難。アルゼンチンサッカー界の問題の根深さがあらためて露呈された【写真：アフロ】 １０月、アルゼンチンサッカー界にとってショッキングな事件が起きた。サン・ロレンソのＤＦジョナタン・ボッティネッリがバッラ・ブラバ（フーリガン）のメンバー３人による暴行を受け、身の安全を守るため一時的にブエノスアイレスを離れることを決意したのだ。アルゼンチンで三本の指に入るビッグクラブであるサン・ロレンソは現在２部降格の危機に瀕している。 この事件は選手や監督、普通の試合観戦を望む一般のファンの安全が全く保障されていないことを明らかにした。それだけではない。この国のシステムは暴力を抑制するのではなく、暴力を擁護する役割を果たしているという現実をあらためて突きつけられたのである。 １年に満たない在任中にクラブを迷走に導いてきたサン・ロレンソ

大宮戦後、浦和のペトロヴィッチ監督は自らの去就に言及。その後、クラブは契約解除を発表した【写真：Atsushi Tomura/アフロスポーツ】 わたしは前回のコラム（７月２０日掲載）で浦和レッズについてこう記した。 ――現場最高責任者の監督ばかりに責任を負わせ、その場限りの体裁ばかり取り繕っているならば、このチームの威厳はすぐさま地に落ちるだろう―― だが結局、浦和のフロントは今、責任を現場に押し付け、過ちを繰り返すように、新しい監督とピッチで戦う選手にクラブの命運を託そうとしている。 ９月１１日のＪリーグ第２５節・モンテディオ山形戦で０−１と敗戦した直後に、浦和の橋本光夫代表は強化の最高責任者である柱谷幸一ゼネラルマネジャー（ＧＭ）を呼び、その場で職務の解任を通告した。橋本社長いわく、「今日の試合前から決めていた。結果にかかわらず決めていた。柱谷さんには今日の試合後に話をした。あく

ベルギーリーグの公式ウェブサイトは１３日、ＧＫ川島永嗣が正式にリールスの正キャプテンになったことを伝えた。 これまでのキャプテンはＦＷウェスレイ・ソンクだったが、最近はけがのために欠場することが多く、その間は川島がキャプテンマークを巻いていた。また、ソンクが試合に出場した場合も、川島が自らの号令で選手を集めて円陣を作り、指示を出したりげきを飛ばしたりしていた。 -Toru Nakata from Holland- 【関連記事】 ・ 川島だけが観客から認められた試合 ・ 川島が激怒「冗談にできることじゃない」 ・ 大車輪の活躍が求められる今季の川島 ・ 川島永嗣 プロフィール・経歴 ・ スポーツナビ・サッカーFacebookページ [ スポーツナビ 2011年10月14日 15:47 ] 前後の記事 - [サッカー] ＧＫ川島がリールスの正キャプテンに就任ザック監督渡欧　細貝、森本ら

５月下旬に移籍宣言をしたアグエロは、ついにマンチェスター・シティへの移籍を決めた【写真：Press Association/アフロ】 ７月はこの夏の移籍市場で、特に注目を集めたビッグネームの移籍決定が続いた。５月下旬に移籍宣言をしてから約２カ月、連日のようにメディアをにぎわせたアトレティコ・マドリーのアルゼンチン代表ＦＷセルヒオ・アグエロは、マンチェスター・シティへの加入で決着を迎えた。また、ウディネーゼのチリ代表ＦＷアレクシス・サンチェスは契約期間５年でバルセロナへの移籍が決定し、ベンフィカのポルトガル代表ＤＦファビオ・コエントランは自身の希望通りレアル・マドリー入りを果たした。 パレルモのアルゼンチン代表ＭＦハビエル・パストーレはビッグクラブへの移籍が有力視されていたが、一転パリ・サンジェルマン（ＰＳＧ）への電撃移籍が決まった。カタール資本に買収されたＰＳＧはパストーレのほかにも、ユ

ファン・ニステルローイはドイツからスペインに渡り、キャリアの集大成を迎える【Bongarts/Getty Images】 バルセロナが圧倒的な強さでチャンピオンズリーグ（ＣＬ）を制し、幕を閉じた２０１０−１１シーズン。そのバルセロナにＣＬ、国内リーグ共にタイトル獲得を阻まれたレアル・マドリーは来る新しいシーズンに向け、早くから積極的な補強を進めており、ドルトムント優勝の原動力となったトルコ代表ＭＦヌリ・シャヒンら４人をすでに獲得している（編注：移籍リストは６月３０日時点のもの。７月５日にベンフィカからファビオ・コエントランを獲得し、レアル・マドリーが今夏に獲得した選手は５人に）。また、ヨーロッパリーグほか４冠を達成し、“第２のモリーニョ”と称されて一躍注目を浴びたＦＣポルトのアンドレ・ビラス・ボアス監督は、チェルシーの指揮官就任が決まった。ほかにも、インテルのジャン・ピエロ・ガスペリーニや

グループリーグ第２戦までを終え、ブラジルはいまだ勝利なし。第３戦で本領を発揮できるか【写真：aicfoto/アフロ】 コパ・アメリカ（南米選手権）はグループリーグの第２戦が終わり、準々決勝へ進出する８チームが決まるまであと１試合となった。うそのようだが、開催国アルゼンチン、スターぞろいのブラジル、アルゼンチンとともに同大会の最多優勝回数を誇り、昨年のワールドカップ（Ｗ杯）・南アフリカ大会で４強入りを果たしたウルグアイが敗退の危機にひんしている（編集部注：グループＡの第３戦ではアルゼンチンがコスタリカを下し、同組２位で準々決勝進出を決めた）。 アルゼンチンも、ブラジルも、ウルグアイも（近年南米の強国に成長し、昨年のＷ杯では準々決勝でスペインをあと一歩で敗退というところまで追い込んだパラグアイまでもが）、２試合を終えた段階では１勝も挙げておらず、立て続けに引き分けた。それは誰もが予想し得なか

２００６年のワールドカップ・ドイツ大会では主将としてイタリア代表を優勝に導くなど、世界屈指のセンターバックとしてその名をとどろかせたＤＦファビオ・カンナバーロが９日、所属するアル・アハリの本拠地ドバイで記者会見を開き、現役引退を発表した。一時はパフォーマンスの低下を理由にアル・アハリが同選手の解約解除を決めたと報じられたが、同クラブはカンナバーロに対して、現役引退後もテクニカルスタッフとして残る道をオファーしたようだ。 「今はとても悲しい。サッカーは僕のすべてだったので、これは決して簡単な決断ではなかった。不幸にもその時は訪れてしまったが、この状況を乗り越えなければならない」 カンナバーロはまた、ひざの故障が原因で引退を余儀なくされたことを説明した。 「クラブとの契約はもう１年残っていたので、当然ながらあと１シーズンはプレーするつもりだった。しかし、左ひざの軟骨にデリケートな問題を抱

サッカーの日本代表ＭＦ松井大輔が所属し、昨季のフランス２部リーグで最下位となったグルノーブルは４日、財政問題により今季は本来の３部ではなく４部への降格が決まったと公式ホームページ上で発表した。規定により４部のクラブはプロ選手を保有できないため、松井は自由な移籍が可能になった。 ２００４年に日本企業のインデックスが買収したグルノーブルは経営面などについてリーグの調査を受け、２段階の降格となった。 フランスのスポーツ紙レキップは４日、今季１部に昇格するディジョンと松井が２年契約で合意間近だと報じた。（共同） [ 共同通信 2011年7月4日 21:01 ] 前後の記事 - [サッカー] グルノーブル、４部に降格 日本代表松井らが所属深野主審らが米国戦を担当 サッカー女子Ｗ杯 - 7月4日日本、最終調整 ６日未明にイングランド戦 - 7月4日日本、1位懸け決戦＝6日未明、イングランド戦―

日本サッカー協会は３０日、第９１回天皇杯全日本選手権の予選を兼ねた宮城県選手権が東日本大震災の影響で中止となった宮城県の代表が、日本フットボールリーグ（ＪＦＬ）のソニー仙台に決まったと発表した。同県のアマチュアチームで最も実績があり、昨年の代表だったことなどを理由に、２６日の宮城県協会理事会で推薦された。 宮城県選手権は当初４〜８月に行われる予定だったが、震災でグラウンドの確保が難しく、参加できないチームもあったため開催されなかった。６年連続１４度目の出場となるソニー仙台は、９月４日の１回戦で岩手代表と対戦する。 岩手県の予選は予定通り行われ、代表は８月末に決まる。 [ 共同通信 2011年6月30日 18:31 ] 前後の記事 - [サッカー] 宮城県代表にソニー仙台 サッカー天皇杯横山は全治4週間＝J1川崎 - 6月30日国内組、8月に短期合宿＝北海道で1日から3日間―サッカー

ロッテ・サブロー外野手と巨人・工藤隆人外野手プラス金銭の交換トレードが成立し29日、両球団から発表された。 サブロー（本名・大村三郎）は１９７６年６月１日、岡山県出身の35歳。ＰＬ学園から94年ドラフト１位でロッテに入団。中心打者として２００５年、10年の日本一に貢献した。今季は19試合に出場し、70打数19安打、打率・２７１、２本塁打、９打点。５月４日の西武戦で死球により右手薬指を骨折し、出場選手登録を抹消されている。 工藤は１９８１年３月30日、青森県出身の30歳。青森大からＪＲ東日本を経て04年ドラフト９巡目で日本ハム入団し、09年に巨人移籍。今季はここまで１軍の出場機会はない。 【関連記事】 ・ 小林宏移籍で「３４１シート」を「ＳＡＢＵＲＯシート」に ・ どうなる？サブローバーガー ＱＶＣで発売 ・ オリ緊急トレード！ロッテ・竹原獲得 ・ 原巨人緊急トレード…日本ハム高橋信獲得

優勝したブラジル（黄色）を追い詰めた日韓Ｗ杯が最後のビッグイベント。それ以降、ベルギーは低迷期に入ってしまった【Getty Images】 ６月３日のお昼、松花堂弁当を食べにアントワーペンの日本料理屋を訪れた。 「お客さん、何しにベルギーにやってきたんですか？」 カウンター越しに主人が尋ねてきた。この日の夜はブリュッセルでユーロ（欧州選手権）予選、ベルギー対トルコの大一番が予定されていた。 「どうせベルギーの試合なんて、スタジアムがガラガラでしょう。えっ！？　チケットは３日間で売り切れたの？　へぇ、珍しいこともあるもんだ。昔はベルギーもサッカーが強かったんだけどねえ。それにしてもお客さん、サッカー詳しいねえ」 このちょっとした会話には、ベルギー代表の２５年分の栄光と衰弱、そして立ち直ろうとしている現在のすべてが詰まっている。 ベルギーの黄金期は４位に輝いた１９８６年のワールドカッ