18日の阪神8R(3歳1勝クラス)で武豊騎手(53)=栗東・フリー=が騎乗したティルドーン(栗東・森秀行厩舎、牡)が3着に奮闘した。同馬は単勝127.8倍で16頭立てのしんがり人気だったが、名手に導かれて人気薄を覆す好走。このレースは3連単で261万620円という高配当となった。 武豊騎手は1987年3月にデビューして以来、JRAで16番人気以下の馬で馬券に絡んだのは初めて。これまで2万4000レース近くのうち、16番人気以下に騎乗したことはわずか5回しかなく今回が6度目だった。複勝配当の2780円は自身最高額(従来の最高は2014年3月1日阪神5R2着のエアジャモーサで記録した2350円)。デビュー37年目での〝珍記録〟も、偉大なレジェンドらしさの証しだ。