岐阜県関市は「刃物の町」といわれるくらい、昔から刃物類の金属加工が盛んな土地柄です。いまでも包丁やハサミなどの生産が行なわれています。 関市に在住のアマチュア写真家で、定年後に刃物の撮影を職業に選んだひとがいます。日本刀が好きで、どうしても刀の写真を撮りたかったそうです。 家庭で使う包丁と違って、日本刀には反りがあります。ライティングが難しい被写体の代表格です。 刀剣を紹介する本には、きちんと撮影された写真が載っています。出版社お抱えのカメラマンが、現地まで行って撮影しているようです。 大きな箱を持ってくるという話は聞きますが、撮影現場を見た人は誰もいません。刀の所有者すら、立ち会うことができないと言います。企業秘密なんでしょうね。 本物の日本刀は、モロ!鉄です。鉄の鏡ですね。 模造刀の多くは、表面がクロムメッキされていて、模様はありません。本物の刀は、鉄を何回も折り返して鍛錬してあるので