リクルート進学総研 高校 「コロナ禍に口紅は求められていない」という 固定観念を疑い、メイクを楽しむ心を刺激 /KATE 若井麻衣 世の中を動かすようなアイデアは、高校生から見れば「特別な人」がつくったものに見えるかもしれません。 しかし案外、その出発点は、身近な気づきや問いの中にあるもの。 半径5メートルで見つけた気づきを“はじめの半歩”にした人が、私たちの身近にある商品やサービスを生み出すまでの物語をお届けします。 コロナ禍に口紅が大ヒット! 世界中が外出制限を余儀なくされ、みんながマスクを着けていたコロナ禍。「メイクする人が減った」「口紅の売上が激減した」というニュースが話題になっていました。 ところが、コロナ禍中の2021年5月に、10~20代に人気のコスメブランド・KATEから発売された『リップモンスター』という新シリーズの口紅が大ヒット。発売から2年経つ今も、次々と繰り出される
「モンスター」になった理由 コロナ禍に求められる口紅とは? 着目したのは、「コロナ禍でもメークを楽しみたい」「メークしないなんてありえない」という、メークが好きな若年層だという。「外出自粛や在宅勤務で、メークをしない、もしくはしてもナチュラルメークという風潮が広がっていましたが、その中でもしっかりメークをしたい! という人たちは一定数いました。そういう人たちがしたいメークに口紅はマストだったのです」(若井さん) 商品開発でこだわったこと・苦労したことは、つけたての色と潤いを持続させることだという。「マスクをしていると何度も塗りなおすことができません。また口呼吸になりがちで唇が乾燥しやすいため、潤いも外せませんでした」(若井さん)。「落ちにくい」という技術は社内にもともとあったため、それに唇から蒸発する水分を活用して密着ジェル膜に変化する独自技術を加え、リップの色がそのまま持続する長時間の色
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