2020年にSMエンターテイメントからデビューした aespa は常に前衛的なビジュアルを作ってきた。デザイン面におけるアイデンティティのひとつに、アーティストロゴに象徴される「アシッドグラフィックス」がある。この文脈に触れながら、aespaまわりのビジュアルを振り返りたい。 前回の LE SSERAFIM ブランディングにあったような整合性やロジックは一切ない、ただその瞬間でカッコいい表現だけでやってきた感(ストーリー設定はあるが誰も理解できない)。これこそがK-POP、SMの真骨頂。 アシッドグラフィックスサイケデリックな3DCG、極彩色、鋭利でクロマティックな質感の書体、そして装飾的に使われる文脈のない日本語。 アシッドグラフィックスは、90年代に流行したアシッドハウスやクラブでの奇抜なフライヤー文化が、高品質なモックアップ(=製品を物撮りしたかのように見せかける編集可能な画像ファイ
機能とUIの進化はなぜ比例しない? UI研究者に聞く、使いやすさの本質とUIのこれから 「機嫌よく、ラクできるようにUIを考える」 UI研究者・増井俊之氏が描く発想と未来 誰もが気軽に電子機器を持つようになった今、私たちの生活はデジタルの恩恵で確実に便利になっています。しかし、UIは“よりよさ”を求めた結果、期待した評価とは正反対の声が集まること少なくありません。 そこで今回は、慶應義塾大学環境情報学部の教授で、予測型テキスト入力システム「POBox」やiPhoneのフリック日本語入力システムの開発者であるUI研究者の増井俊之氏に、UIの本質についてお話をうかがいました。ここからはUIの進歩と増井氏が描く未来について。前回の記事はこちらから。 機能の進歩とUIの進歩が比例しない理由 ――PCやスマートフォンは機能が増えたりスペックも高くなったりと、年々進化を続けていますが、UIに大きな変化
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