「スイカ、店頭に並ぶ姿に変化」とネットニュースの見出しにある。昔四角いスイカというのがちょっと話題になたことがあったが、今度はどんな形に?と思いクリックして見た。そうしたらそんなスイカそのものの形状ではなく、売り方―ブロック売りの話題だった。 世帯人数の減少に加えて「即食・簡便」な需要が高まり、スイカ類全体の売上高のうちブロックカット売りの占める割合が、10年前は25%だったが23年には50%以上になったのだそうだ。大量のゴミを出さずに済むという利点も大きいと思う。 私が子供の頃は、スイカと言えば大きな玉のまるまる一個に決まっていた。セロファンをしごいたような紐で編んだ網に入ったスイカがやってくると、胸が弾んだ。それを大きな入れ物に入れて水道の水を細く出し続けて冷やし、夕食後などに家族そろって食べる。我が家は両親と私たち兄弟姉妹の6人家族。台所で車座になって賑やかに食べたものだ。大きな一玉
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