KDDIのオンライン専用ブランド「povo2.0」は2024年3月半ばまで、通話付きプランのみを提供していた。それが同月下旬にデータ専用プランを追加した。 データ専用プランは音声通話とSMS(ショート・メッセージ・サービス)を利用できず、海外ローミングにも対応しない。povo2.0の基本料金は通話付き、データ専用ともに0円である。サービス内容だけで判断すると、通常プランのほうが利便性は高い。 では、データ専用プランをわざわざ選ぶ利点は何か。それは本人確認書類が不要なことだ。 通話付きプランはeKYCの手間がかかる povoの通話付きプランの契約にはeKYC(電子本人確認)が必要となる。eKYCでは運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類と、自分の顔写真の撮影が求められるため、少々の手間がかかる。本人確認の申請を終えてから、確認が完了するまでに時間がかかる場合もある。 平日のKDDI