京都大入試問題のネット投稿事件で、偽計業務妨害容疑で逮捕された男子予備校生(19)が、京都府警の調べに対し「試験開始時は(投稿に使った)携帯電話をマナーモードにし、ズボンのポケットに隠した」と説明していることが分かった。捜査関係者への取材で判明した。予備校生は、自席について「近くの通路が狭く、誰も見回りに来なかった」とも供述。府警は席の位置や監督態勢がカンニング行為に有利に働いた可能性があるとみて、調べている。 捜査関係者らによると、予備校生は2月26日、試験中にカンニング行為をしたなどとして逮捕容疑の対象となった京都大の英語試験を受験。教室には5、6人の試験監督がいたという。 監督は試験開始前、受験生に携帯電話の電源を切ってかばんに入れるよう指示。しかし、予備校生は調べに対し、試験が始まる前に着信音が鳴らないマナーモードにしてズボンのポケットに隠したと説明。問題が配られると携帯を取り