近畿日本鉄道は21日、今秋の伊勢神宮の式年遷宮に合わせて、3月21日に運行を始める新型観光特急「しまかぜ」の初日の座席を発売し、始発となる大阪難波発賢島行き(138席)を2分で完売した。 「しまかぜ」は大阪、名古屋と伊勢志摩を結ぶ観光特急で、ゆったりした座席や個室、カフェなどを備えるのが特徴。乗車券と特急料金に加えて特別車両料金がかかり、チケットは運行日の1カ月前から販売される。 この日は午前10時半から駅窓口やインターネットなどで運行初日のチケットを発売。始発便を2分で完売し、始発を含む計4便分は約20分で売り切れた。近鉄は「新特急が関心を集めていることが分かってよかった」と、順調な滑り出しに胸をなで下ろしていた。