千葉県の成田空港敷地内にある三里塚芝山連合空港反対同盟熱田派の団結小屋「横堀現地闘争本部」の撤去作業が、30日深夜に行われることが29日、関係者への取材でわかった。 撤去を認めた2016年7月の最高裁決定を受け、千葉地裁が強制執行する。成田国際空港会社(NAA)によると、団結小屋の強制撤去は15年2月以来。 小屋は第2旅客ターミナルビルの東にある誘導路内の緑地にあり、熱田派が1982年、用地買収を阻止するため、土地を多人数で分割登記した「一坪共有地」上に建設した。軽量鉄骨平屋建てで、53平方メートル。NAAは13年末までに所有権の移転登記を完了したが、熱田派が明け渡しに応じなかったため、小屋の撤去と土地約180平方メートルの明け渡しを求めて提訴していた。 NAAによると、小屋は98年から使われておらず、07年に小屋につながる道路を封鎖、小屋を鉄板で囲った。撤去は翌朝までに終わる見通しで、今