直木賞作家・西加奈子待望の短編集『おまじない』(筑摩書房)が2018年3月2日に出版される。自身も関西で育ち、人情や愛憎の色濃い関西を舞台としたものが多い作品の数々には、引き込まれるように笑って読み進めながらも、クライマックスで人々の深い愛情に触れ、思わず涙するものも多い。本ページでは、そんな中からおすすめ作品の魅力をぎゅっと絞って紹介したい。 西 加奈子(にし・かなこ) 1977年イラン・テヘラン生まれ。カイロ、大阪育ち、東京在住。2004年に『あおい』でデビューし、05年の『さくら』はベストセラーに。『通天閣』で織田作之助賞、『ふくわらい』で河合隼雄物語賞、15年に『サラバ!』で直木賞を受賞した。宮崎あおい・向井理主演での『きいろいゾウ』が映画化されるなど幅広いファンを獲得している。
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