『忍者研究読本』(吉丸雄哉、山田雄二、尾西康充:編著/笠間書院) 忍者とは、天狗のようなもの――『忍者研究読本』(吉丸雄哉、山田雄二、尾西康充:編著/笠間書院)は、このような言葉で始まります。これは「それに纏わるお話はたくさんあるし、それがどういう姿をしていて、またどのような事をするのかも誰もが知っているのに、実際にその姿を見た者は居ない」という意味です。本書は、忍者を題材にしたフィクション作品やそこから定着していった忍者のイメージについて中心に取り扱っています。 忍者は、現代では「忍者」という呼称で定着していますが、昭和の前期……戦前あたりまでは「忍び(の者)」の方が一般的でした。そして、当時の忍者のイメージとして「忍術をもちいてしのび入り、大事なものを盗んで戻ってくる」というものが定着するまでには、フィクションで描かれる忍者の話のパターンが大きく関係しています。そのパターンとは、まさに
ニャンニャンニャンの猫の日(2月22日)を記念し、『マスクねこと猫のことわざ&慣用句』(主婦の友社)が発売される。本書は、右ページには、マスクねこというキャラクターの4コマまんが、対向の左ページにはその4コマに関することわざと慣用句が解説されている。 登場キャラクターはマスクねこ、くろいくん、しろいさん 4コマまんがに登場するのは、マスクをしたねこのマスクねこと、マスクねこの友達、くろいくんとしろいさん。3匹が、4コマまんが内で、ことわざ&慣用句を体現する脱力系のストーリーを繰り広げる。 こんなにたくさんあるニャンて!ねこにまつわることわざ&慣用句 「猫に小判」「借りてきた猫」「結構毛だらけ猫灰だらけ」など意外と多い、猫のことわざ。本書で紹介されているのはなんと102! 実はイギリス、ギリシャ、ブルガリアなど猫にまつわることわざは世界中にいっぱいあるのだ。
仕事に追われる慌ただしい毎日にお疲れ気味という人も多いだろう。そんな時に癒してくれる存在といえば、愛くるしい動物たち。世界中で愛される動物たちが大活躍する、オススメの翻訳本3冊を紹介しよう。 疲れた人の心と世界を癒すのは猫なのかもしれない―。愛すべき猫の奇跡な物語 飼い主の老婦人を亡くし、ひとりぼっちになった猫アルフィー。帰る場所もなく空腹でさまよい続けた末、とある住宅地にたどり着いたアルフィーは、そこで“通い猫”として生きようと決める。しかし、訪ねた先の住民は、無職の男や育児疲れの主婦、デートDV被害者など揃いも揃って問題だらけ。そんな彼らに、いつしか1匹の小さな猫が奇跡を起こす…!? 全英が絶賛した、一匹の猫の涙と笑いと奇跡の物語。 空前の猫ブームが巻き起こっている今、数ある猫本の中でも人気急上昇中の『通い猫アルフィーの奇跡』は見逃せない。ネコ視点で描かれており、普段の暮らしの中で猫た
『純喫茶ねこ』(杉崎ゆきる/幻冬舎) 喫茶店を利用する理由は、人それぞれ。歩き疲れて休憩がてら、という人もいれば、「このお店のこの珈琲が飲みたい!」と目的がはっきりしている人、自分へのご褒美やリフレッシュに活用する人など、挙げればキリがない。 筆者もよく、仕事が捗らない時や気持ちを切り替えたい時、喫茶店を利用する。喫茶店には日常から切り離された独特の空気が漂っていて、一旦その店の空気に溶けることで、また頑張ろうという意欲が湧いてくるのだ。多少高くてもやめられないのは、ただ飲食できる店としてではなく、その空間全てに惹かれているからだろう。 『純喫茶ねこ』(杉崎ゆきる/幻冬舎)の舞台となっている函館の喫茶店「純喫茶ねこ」も、そんなこだわりの強い喫茶店だ。この店を営む兄弟の長男・刀川兵真が、培ってきた技術を惜しみなく発揮して淹れている、珈琲と紅茶が自慢のお店。豆の種類や淹れ方、濃さなど、客の好み
中国といえば昨今、南シナ海での人工島建設や尖閣諸島の領有権問題など、あまり明るい話題を聞かないのだが、漫画『中国嫁日記』でも描かれているように、政治問題を抜きにしてその歴史や文化を楽しむ人も多い。日本政府観光局(JNTO)の統計を見ると、2015年のデータになるが250万人近くの日本人が中国を訪れている。その流れでいえば、中国で働くという選択をする人も当然、少なからずいることだろう。『ブラック企業やめて上海で暮らしてみました』(初田宗久:原作、にしかわたく:漫画/扶桑社)は齢40にして中国で働くことを決めた男の奮闘記だ。 本書は原作者で元雑誌編集者の初田宗久氏が、勤めていた編集部での編集長からのパワハラに嫌気がさし、以前から趣味で年に1~2回遊びに行っていた中国へ渡り、悪戦苦闘しつつも働き続ける姿を綴ったコミックエッセイである。 まず注目したいのが、上海のオバサンたちの迫力。初田氏は市場で
各界ねこ好き大絶賛! 「クスッと笑えて、ちょっとだけ泣ける」、小学生から80代まで、幅広い年齢層に支持されるハートウォーミングな傑作です。 2/16より2/22まで毎日更新 『ねことじいちゃん3』 ねこまき(ミューズワーク)/KADOKAWA いつかは終わってしまう時間だからこそ、こんなにも愛おしい---。 老妻に先だたれ、猫のタマと二人暮らしの大吉じいちゃん。 猫と老人だらけの島でひとりと一匹が繰り広げる、毎日がいとおしくなる四季折々の営みを 優しい筆致で叙情性豊かに描きます。 小学生から80代まで、幅広い年齢層に支持されるハートウォーミングな良作。 第19回文化庁メディア芸術祭漫画部門審査委員会推薦作品 電子版は全ページフルカラー ※「おまけマンガ」は電子版には含まれません ■ねこまき(ミューズワーク) 2002年より、ディスプレイ会社を退職し独立。 現在は、名古屋を拠点としながらイラ
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