『やれたかも委員会』(吉田貴司/双葉社) 勇気を出して引き止めていれば、思い切って手を繋いでいれば、もしかしたら……そんな夜の経験はありませんか? 少しの勇気と勢いがあれば一歩踏み出せていたかもしれない。でも相手の気持ちはわからないし、踏み出したところで空振りに終わり、結局、何もなかった可能性もある。 そんな「やれたかもしれない」後悔を悶々と引きずる相談者たちが、当時の状況を淡々と説明し、「やれた」か「やれたとは言えない」か、審査員に判定してもらう漫画『やれたかも委員会』(吉田貴司/双葉社)。 「やれた」「やれない」と言うと不躾にも感じますが、本作はそこに至るまでの男女の素直でピュアな機微を描いたもの。単なるワンナイトラブだけではなく、互いに好意を持った男女のもどかしい駆け引きが展開されていくのです。たとえば、なんとなく集められたメンバーで宅飲みをして、いつのまにか部屋に男女2人っきり残さ
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