イタリアの超高級車メーカー、フェラーリのスポーツカーが中国・南京にある600年前の城壁の上でデモンストレーションを行った際に城壁を“破壊”したとして、市民らの怒りが爆発、フェラーリが謝罪声明を出す騒ぎになっていることが11日、分かった。南京の城壁は明代に建造されたもので、世界遺産への登録を目指しているが、幅の広い城壁の上に黒々としたタイヤ痕がついてしまった。(サンケイスポーツ) 中国メディアなどによると、“暴走”があったのは6日午後10時すぎ。文化財となっている「中華門城壁」の上に、深紅の「フェラーリ458イタリア」1台がクレーンでつり上げられた。 壁といっても最上部の幅は約10メートルと広い。車はフェラーリの中国販売代理店が、中国でのフェラーリ販売開始20周年を記念したイベントを開くために用意した。 普通なら動かさずに展示するが、車は城壁上ですぐにエンジンがかけられ、独特の甲高いエンジン