業績不振が続く半導体大手の「ルネサスエレクトロニクス」に対し、官民でつくるファンドの「産業革新機構」と日本の大手メーカーなどが共同で1000億円を超える規模の出資をして、経営再建を支援する案が検討されていることが分かりました。 ルネサスエレクトロニクスは、大手電機メーカー3社の半導体事業を統合した会社で、自動車などに使われる特定の半導体では世界トップのシェアを持っていますが、震災や円高の影響で業績不振が深刻化し、どう立て直すかが課題となっています。 こうしたなか、官民でつくるファンドである「産業革新機構」のほか、「トヨタ自動車」など国内の大手メーカーが共同で、ルネサスに1000億円を超える規模の資金を出資する案が検討されていることが分かりました。 今後、産業革新機構が国内外のメーカーに広く投資を募り、今年度内の出資の実現を目指す見込みです。 ルネサスの再建を巡っては、すでに、アメリカの投資