台湾の捜査機関は、中国のハッカー集団が台湾当局のネットワークに侵入する、サイバー攻撃が相次いでいることを明らかにし、被害の状況を詳しく調べるとともに、さらなるサイバー攻撃に警戒を強めています。 侵入は管理業者のIPアドレスや保守用のアカウントを介して行われ、これまでに台湾当局の一部の部署のほか大学や研究機関など、少なくとも10か所以上が侵入された可能性があるということです。 調査局では中国や香港のIPアドレスが使用された形跡や、攻撃に使われたプログラムから、少なくとも2つの中国のハッカー集団の関与が疑われるとしています。 台湾当局は毎月およそ3000万件のサイバー攻撃を受けているということで、台湾に対して強硬な姿勢を示す中国からのサイバー攻撃に警戒を強めています。