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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp/column (130)

  • 東京は五輪開催地になぜふさわしいか

    今週のコラムニスト:スティーブン・ウォルシュ [10月29日号掲載] 初秋になると、わが家は子供たちの学校や地元の運動会でスポーツ三昧になる。「体育の日」という祝日さえある。東京が20年のオリンピック開催地にふさわしい理由は経済や交通網、治安の良さだけではない。日では、日常の中でスポーツが重視されているからでもある。 日には伝統的なスポーツがたくさんあるが、「グローバル」なスポーツを独自に改良したものも少なくない。軟式テニスや駅伝、高校野球や高校サッカーなどは多くのファンを獲得し、競技人口も多い。メディアがスポーツ界の体罰などのニュースを大々的に取り上げること自体、日人がアマチュアスポーツを重視していることの表れだ。 昨年ロンドンでオリンピックが開催された時期に家族と共に現地にいたが、街は完全に姿を変えていた。活気ある国際性、歴史遺産や芸術を誇る街なのに、ロンドンはいつも、どこかよそ

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    daybeforeyesterday 2013/11/04
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  • 報道の裏事情

    「北京の街の様子は今はどうですか?」 天安門でジープが炎上した事件の後、日からこう訊かれた。「なんともないです」「あ、回復したんですね」「いや、回復も何も最初からなにも変化していません。一時道路が渋滞し、最寄りの地下鉄の駅が閉鎖されましたが、そんなことしょっちゅうだし、ほとんど何も影響を受けていない市民の方が多いです」 ジープにはねられて亡くなった方、ケガをした方は当にお気の毒で言葉もないが、世界で最も知られている広場の毛沢東の肖像画の下で炎をあげて燃えるジープはあまりにも出来過ぎた構図で、それだけで世界中の人々の目を引いた。だが、この事件は意外なことに、天安門という場所は我々ガイジンが考えているほど中国人にとって「心のランドマーク」ではない、ということを暴露した。事件を知った人たちはみんな一様に驚いているが、精神的にショックを受けたなどという声は聞かなかったからだ。「天安門といえば日

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    daybeforeyesterday 2013/10/31
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  • 世界で一番清潔な街に感じた「クリーンショック」

    今週のコラムニスト:マイケル・プロンコ 〔10月22日号掲載〕 この夏ニューヨーク旅行から戻った私は、1週間ぶりの東京で「カルチャーショック」ならぬ「クリーンショック」に見舞われた。東京が世界一清潔な大都市だということを忘れていたせいだ。 ニューヨークは汚い街で、いつ行っても泥まみれでフットボールの試合をした直後のようだ。建設現場周辺の通りは当に汚い。誰も水で流したり掃いたり「ご迷惑をお掛けします」と謝ったりしない。一方、東京の建設現場は歯医者さん並みに清潔だ。 私から見ればニューヨークの汚さは都市としては普通だ。大都市はゴミや汚れがあって当たり前。ニューヨーカーにしてみればゴミは自然体の証し。「誰かが片付けるべきだ」と思いはしても、たかがゴミにかまけている暇はない。 東京人がニューヨークに行ったら「よくこんな所で暮らせるなあ」と思うはずだ。東京ではゴミが1つ落ちているだけで目につく。珍

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    daybeforeyesterday 2013/10/29
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  • 「革命家」が息を吹き返す?

    ではニュースにもあまり上がっていないようだが、先週行われた、習近平国家主席の父、故習仲勲の生誕百年記念活動が中国政治の動きに注目する人たちの話題になっている。 昨年の今頃、習近平ら胡錦濤から政権を引き継ぐとされる新指導者候補たちが「太子党」と呼ばれていたのを覚えているだろうか? 「太子」とは1949年の中華人民共和国建国に関わった「革命第一世代」の子女たちのことだ。ちょうどここ数年、その子女たちがビジネス、政治などの場で頭角を現し始め(もちろん、父母の恩恵に預かった上での「頭角」だが)、そんな人たちをまとめて「太子党」とよぶようになった。別に彼らが「太子党」と自称して政党や派閥など徒党を組んでいるわけではない。 もう一つ「官二代」という言葉もある。こちらは一代目の範囲がちょっと広く、中央から地方に至るまでの官吏のうちある程度の地位についた人たちの二代目を指す。例えば、北京の衛生局長の息

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    daybeforeyesterday 2013/10/22
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  • 東京五輪の成功がわが祖国・中国を変える

    今週のコラムニスト:李小牧 〔10月15日号掲載〕 前回もお伝えしたが、私は出演した映画『人間(ningen)』がトロント国際映画祭に招待されたため、9月初めにカナダにいた。憧れのレッドカーペットを歩き、中国人と日人、さらにフランス人とトルコ人が力を合わせてつくった「わが子」が栄冠を勝ち取る瞬間を待った。 そしてその瞬間がついにやって来た。「わが子」が見事に偉業を成し遂げたのだ!──ただし、栄冠を勝ち取ったのは『ningen』ではなく、歌舞伎町案内人が25年間過ごした最愛の街、Tokyoだ。 ご存じのとおり、私がトロント滞在中だった9月7日、IOC(国際オリンピック委員会)の総会がアルゼンチンで開かれ、東京がトルコのイスタンブールとスペインのマドリードを抑えて、2020年夏季オリンピックの開催地に選ばれた。 浮気がばれて、中国人のにハイヒールのかかとで頭を殴られても泣かない私が、この時

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    daybeforeyesterday 2013/10/21
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  • 仏紙の風刺画は被災者を傷つけたか

    今週のコラムニスト:レジス・アルノー 〔10月8日号掲載〕 2020年東京五輪が決まった直後、フランスの週刊紙カナール・アンシェネが日で五輪が開催されることを皮肉った風刺画を掲載した。福島第一原発の放射能汚染で手や足が3になった力士が相撲を取る漫画だ。これを受けて、菅義偉官房長官は「東日大震災で被災した方々の気持ちを傷つける。汚染水問題について誤った印象を与える不適切な報道だ」と述べ、この風刺画に対し公式に抗議した。 フランスのメディアが日政府の怒りを買うのはこれが初めてではない。昨年10月にもフランスのテレビ番組が福島原発事故に関連する同様のジョークを放送し、物議を醸した。 フランスには長い風刺の歴史がある。1881年の出版自由法以来、フランスでは滑稽でひどく残酷な風刺画が発達してきた。誰かの悲劇や苦境をからかうのも表現の自由の一部と考えられている。権力者を皮肉るだけにとどまらず

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    daybeforeyesterday 2013/10/16
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  • 中国風ゲンコツのおさめ方

    人にとって、「愛国」は「中国」と並べて考えたくないキーワードのナンバー1だろう。日人で「愛国」をたびたび口にする人でもそこに「中国」が並ぶとむっとするだろうし、「中国」という言葉をみても平気でも「愛国」は敬遠したい。たとえこの2つの言葉どっちも大好きという人がいたとしても、この2つとも苦手という日人の方がきっと多いはずだ。 だが、中国人はどうだろう。たぶん、一般的な日人が思い描くのは、「愛国」について尋ねられた中国人が狂喜乱舞、つばを飛ばしながらしゃべりまくるイメージではないか。 一般大衆という意味での中国人を想像するなら、わたしのイメージもそれに近い。わたし自身、中国人と「愛国」に関する話をしたことがないわけではない。もちろん常に相手をきちんと選んだうえでのことだった。だが、それでも結果的に「愛国とはなんぞや」という結論を見出す前に、相手が日中関係に横たわる深い溝にハマり込んで

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    daybeforeyesterday 2013/10/13
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  • ガイジンと東京人の不思議な英会話ダンス

    今週のコラムニスト:マイケル・プロンコ 〔9月24日号掲載〕 夏の初めに、地ビール店のカウンターに座ってビールを注文したときのこと。隣にいた中年カップルの声が小さくなった。こっそり私のほうを見た2人は、東京でしょっちゅう耳にするあのセリフを口にした。「英語、全然できない!」 こういう場面に出くわすと、私は家電量販店の店員が腕にしている「アイ・スピーク・イングリッシュ!」と書かれた腕章を着けた気分になる。もっとも私がそこにいるだけで、そんな小声のセリフが聞こえてくるのだから、そんな腕章は必要ないのだが。 東京の人のほとんどが自分は英語を話せないと言うが、実際にはしゃべれる人が少なくない。カウンターで隣にいた女性だって、ニューヨークに行ったら英語でビールを注文できるだろう。 当は英語を話せる人と日語で話していると、微妙な駆け引きが始まる。それは英語に切り替える準備段階としての「会話のダンス

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    daybeforeyesterday 2013/10/03
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  • 1年後の北京。人気は和食にラーメン、そして「半沢直樹」

    昨年9月に中国で起こった、激しい反日デモから1年余りが経った。わたしも中国大陸の先っちょにある香港での暮らしを入れればすでに大陸生活も20年を軽く超えたわけだが、確かにあそこまで大規模な「うねり」を感じたことはこれまでなかった。だが、そこから1年、北京のような都会ではすっかりあの「うねり」などどこ吹く風といったように街は姿を変えている。 ちょっと最近、数軒の日料理店に行くチャンスが続いたのだが、そこで見た光景はあの激しいデモと、その後デモには参加していなかった人たちにも「感染」した重苦しい空気とはまったく相容れないものだった。 店内の8割以上が中国人のグループで、みな手慣れた様子で和をつついている。さらに日人オーナーが醸しだすお店の雰囲気をみなが十分に楽しんでいる。以前のように周りが眉をしかめそうな、中国レストランでありがちなふるまいではなく、みながその店のルールと雰囲気に従って味わ

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    daybeforeyesterday 2013/10/03
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  • エジプト、シリア、ケニア、イラン:90年代の再来?

    このところの中東情勢を見ていると、90年代に逆戻りしたのではないか、とのデジャブ感に襲われる。 ムルスィー政権を倒したあとのエジプトでは、ムスリム同胞団の幹部、指導者の逮捕に続いて、NGOとしての同胞団の活動も禁止された。これは、「政治活動はダメだが社会慈善事業はOK」としてきたムバーラク政権時代よりも、イスラーム組織への締め付けが一層厳しくなっている。 シリア内戦では、案の定オバマ米大統領は振り上げた拳の落としどころに悩み、結局中途半端なままうやむやになった。米国がシリア情勢に手を出せないことが露呈された分、内戦はますます解決が遠のいている。前回のコラムで指摘したように、経済制裁下のイラクを持て余したクリントン政権の姿と、被る。 シリアはイラクの二の舞なだけではなく、アフガニスタンの二の舞化もたどっている。反政府勢力のなかにイスラーム武装勢力が大量に流れ込んでいることは自明で、かつてター

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    daybeforeyesterday 2013/09/26
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  • イデオロギーとグレーゾーン

    今週日曜日、9月22日早朝に汚職、職権乱用の罪に問われた薄煕来・元重慶市党書記にとうとう判決が言い渡される。大方の人たちは「薄煕来はとにかく無罪を主張して、控訴するだろう」と言っているが、ネットで薄煕来が先週家族に向けて書いたとされるメモが出回っているらしい。 香港の英字紙『サウスチャイナ・モーニングポスト』によると、そこで薄煕来は、周囲に「必ず控訴するだろう」と思わせるほど強気だった公判時の態度とはうって変わり、父の薄一波が文化大革命で失脚し、獄中生活を送ったことを引き合いに出して「ぼくの模範だ!」と述べている。さらに「父も母も逝ってしまった。彼らを辱めることはしない。彼らの栄誉を汚すことはしない。どんなに大きな苦しみも受け止める」という。 このメモが物かどうかは確証はないらしい。だが、実のところこの判決に興味を示している人々はすでに薄煕来がどんな態度を取るのかよりも、この「世紀の裁判

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    daybeforeyesterday 2013/09/22
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  • 「女性関係」という道徳ツール

    先日の薄煕来の公判で気になったことがあった。薄が、証人席に立った元片腕の王立軍のことを「の谷開来に横恋慕していた」と言ってのけたことだ。王は薄自身が遼寧省から引き抜いて、政令直轄市の重慶市の公安局長に据えた人物である。だが、二人の間に齟齬が起き、身の危険を感じた王が成都にあったアメリカ総領事館に駆け込んだことが薄失脚につながった。 その彼が自分を訴追する側の証人に立ったことは薄にとって耐えられなかっただろうと想像はつく。だが、そこに自分のを引き合いに出してこういう形で相手を貶めたことに、わたしだけではなく裁判の中継を見ていた多くの人たちが驚いた。 この言葉がもたらす効果は絶大だ。中国では法律上、一夫一制を取っている。上司に横恋慕するなんて道徳上あってはならないことだ、多くの人たちは自然にそう考える。薄はこの言葉を吐いて道徳的に部下である王を貶めた。だが、この裁判は薄に対するもので

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    daybeforeyesterday 2013/09/12
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  • 「建築のジェノサイド」に気付かない日本

    今週のコラムニスト:レジス・アルノー 〔9月3日号掲載〕 鎌倉を世界文化遺産に登録しないように──ユネスコ(国連教育科学文化機関)の諮問機関イコモス(国際記念物遺跡会議)がそう勧告したことを受け、松尾崇・鎌倉市長と黒岩祐治・神奈川県知事は会見で無念さをにじませた。 鎌倉市当局は中世の都市としての「物的証拠が不十分」と指摘されたことを認め、私にこう説明した。人類の遺産として保護する価値があると世界に認めてほしいのは、鎌倉を取り囲む山々とその麓に点在する寺院や遺跡だ。そこに日独自のサムライ文化があると自分たちは考えているが、イコモスにはその意図が十分伝わらず、「武家の古都」とする根拠が不十分だと判断された、と。 黒岩知事は今回の勧告に「目の前が真っ暗になるような衝撃を受けた」と語った。こんな妥当な判断に衝撃を受けているようでは、知事の体が心配になる。そもそも県の誇る珠玉・鎌倉がじわじわ破壊さ

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    daybeforeyesterday 2013/09/10
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  • シリアとイラクのアナロジー

    米軍によるシリア軍事攻撃のカウントダウンが始まった。 8月21日にアサド政権側が化学兵器を使った証拠がある、として、オバマ政権はシリアへの軍事攻撃を行う用意がある、と主張した。とはいえ、イギリスでは議会が対シリア攻撃を否決し、オバマ自身も議会に諮らざるを得ない状況。国際世論も消極的だ。 その背景に、イラク戦争での失敗が指摘される。大量破壊兵器の恐怖を煽ったあげくに強行されたイラク戦争では、米英など外国兵4800人以上の死者を出す泥沼が、わずか二年前まで続いていたからだ。アフガニスタンではまだ進行中で、2010年に700人以上の外国兵の死を経験して以降も、毎年400~500人は命を落としている。アフガニスタン攻撃とイラク戦争は、国際社会に「中東での軍事介入は割にあわない」という教訓を残したはずだ。 イラク戦争とのアナロジーは、探せばいろいろと見つかる。米政府がいつも強弁する「独裁政権は大量破

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    daybeforeyesterday 2013/09/04
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  • 薄煕来公判は始まりなのか、終わりなのか

    最近の中国はなんだか重い話題ばかりで気が滅入ってしまう。そんな中、元重慶市党委員会書記の薄煕来に対する汚職容疑の公判で、彼の口から夫人の不倫話や手下の横恋慕など思わぬ話題を飛び出してネットを沸かせたのが先週末。だが、終わってしまえばみなの視点は自然に「さて、判決は?」に向かう。 この大物政治家に対する判決については、当然のことながらさまざまな予測が飛び交っている。「ファンが多い」ので、先月2年の執行猶予付きの死刑判決を受けた劉志軍・元鉄道相と同じような温情判決におさまるだろうという声と、「ファンが多い」からこそその影響力を削ぐために厳しい判決が下る、という声がある。いろいろ見渡しても、この二つ以外に大して説得力を持つ予測はない。 だからこそ気が滅入るのである。「世紀の裁判」と言われて注目され、当局も微博を使って公開中継してみせるという画期的な裁判だった。しかし、結局は誰もが政府指導者たちの

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    daybeforeyesterday 2013/08/31
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  • エジプトの「不愉快な現実」

    エジプトが混沌としている。 断月明けの祝日が終わった直後の8月14日、軍は一斉にムルスィー前大統領派の強制排除に乗り出し、1週間で800人以上の死者を出した。衝突はその後も各地で続き、外出禁止令が発出され、20日にはムスリム同胞団の最高指導者ムハンマド・バディーア氏が拘束された。その前日には、ムバーラク元大統領の保釈可能性が浮上している。これはいったい何だ? 2年半前に転覆した旧体制を復活させることなのか? 混乱しているのは、事態の展開ではない。それを見つめるエジプト、および中東の知識人や活動家たちの言説である。7月の軍クーデター以降同胞団系のメディアは閉められているので、エジプト国内メディアのほとんどが軍に支えられた暫定政権支持派だろうが、その同胞団に対するバッシングは、凄まじい。同胞団=テロリスト、ファシスト、独裁、といった常套句が溢れ、「同胞団は終わった」と主張する。 すでに暫定政

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    daybeforeyesterday 2013/08/22
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  • 嫌韓デモの現場で見た日本の底力

    今週のコラムニスト:レジス・アルノー 〔7月30日号掲載〕 6月30日、私は最近話題になっている嫌韓デモに行ってみた。このデモは東京の新大久保で何年も前から、毎週日曜日に行われているものだ。私は不安を胸に家を出た。自分の身も心配だったが、新大久保の人々のことも、日の対外イメージのことも心配だった。 実は新大久保はサンフランシスコのチャイナタウンやパリの日人街と同じような「観光スポット」だ。外国人にとって、新大久保のコリアンタウンを歩くことは伊勢丹新宿店の地階と同じくらい楽しさと驚きに満ちている。伊勢丹が日がいかに洗練されているかを示しているとすれば、新大久保の街が示しているのは日が外国人に対してフレンドリーで開かれた国であり、他国の文化が生き生きと存在できる国だということだ。 だがデモのせいで、新大久保は日が外国人にとっていかに不快な国になり得るかを象徴する場所となった。嫌韓デモ

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    daybeforeyesterday 2013/08/18
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  • エドワード・スノーデンは国家反逆罪に値するか

    アメリカ陸軍上等兵のブラッドリー・マニングに対して、軍事法廷が有罪判決を言い渡した。ウィキリークスに70万点に上る外公電やアフガニスタン、イランでの戦地の報告書、ビデオ映像などの機密文書をリーク(漏洩)した罪だ。 この判決を聞いた人々の頭にすぐ浮かぶのは、「それでは、スノーデンはどうなるのか」だろう。エドワード・スノーデンは、NSA(アメリカ国家安全保障局)が秘密裏にアメリカ国民や海外の人々の電話、メール、チャット、ビデオや写真画像などの個人情報データを取得していたという事実を、英米の新聞社にリークした人物。彼はリーク直後にアメリカを離れ、現在モスクワ空港のトランジットエリアに身を隠している。 このふたつのリークは、何が共通していて、何が違っているのだろうか。それは、国家の裏切り者、情報漏洩者、内部告発者のどこに位置づけられるかの違いによる。 マニングの罪状は、5件のスパイ行為、5件の窃盗

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    daybeforeyesterday 2013/08/01
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  • 「心債」

    中国のネットに重苦しい雰囲気が広がっている。特に「発言する人たち」は今年国家主席になったばかりの習近平がぶちあげた「チャイナドリーム」とやらがいったいどんなものなのか見定めようとしてきただけに、今はなんともいえない煮えたぎるような怒りに身を任せつつ、それを吹き出させる方向を探しているようにも見える。 7月20日夕刻に北京国際空港第三ターミナルの到着ロビーで起こった手製爆弾事件。ちょうど夏休み、そして週末の夕刻ということで、空港に出迎えにやってきていた人も多かったのではないか。爆弾を作って持ち込んだ男の挙動はそれを引火させる前からそんな人たちの目を捉えており、引火と同時に写真や情報が中国国産マイクロブログ「微博」に飛び交った。 そして、その前に彼が配っていたというビラから、事件発生わずか30分もたたないうちにその身元が山東省に暮らす冀中星だと明らかになった。その速さには驚いたが、首都空港とい

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    daybeforeyesterday 2013/07/31
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  • 「朝日君」

    「日に行ってやりたいこと。それは日人による中国語での情報発信がどれだけ重要かを分かってもらうこと」 3年前の今頃、日の国際交流基金の招きで3ヶ月間日に滞在することになっていた、中国人ジャーナリストの安替は、北京でわたしと会うたびにこう言っていた。そして幸か不幸か、春から準備が進められていた彼の訪日まであと数週間という時になって、尖閣沖で中国漁船が海上保安庁の監視艇に体当りする事件が起きて漁船船長が拘束され、またその船長の釈放を求めて中国各地でデモが起きた。 「幸か」と言うのは、この事件に絡んで「中国のネットでは反日発言が渦巻いている」と報道されたおかげで、ネットで活躍するこのジャーナリストのタイムリーな訪日と発言がメディアに注目されたこと。「不幸」とは、日中間の摩擦に不快感をあらわにし、最初からこの1人の中国人ジャーナリストに警戒心丸出しで接した日人もいたこと。でも、あの時はまだ

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    daybeforeyesterday 2013/07/21
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