4月末から5月初めにかけ、インターネットに接続された監視カメラが不正アクセスを受け、画面に「I’m Hacked.bye2(ハッキングされた。バイバイ)」といった文字が表示される事態が相次いだ。専門家の調査を基に取材したところ、被害を受けたのは北海道から沖縄までの少なくとも約90台に上った。多くの場合、出荷時の初期パスワードを変更せずに使用していたことが、不正アクセスにつながったとみられる。すべてのモノをネットにつなぐ「IoT(モノのインターネット)」化が急速に進む中、情報セキュリティーは後回しになり「穴だらけ」という実態が浮かんだ。 パスワード変更せず 千葉県八千代市と埼玉県上尾市では、水路の状況を監視していたカメラがハッキングされた。パスワードを勝手に変更されたため、カメラを乗っ取られた状態となり、操作ができなくなった。 取材に対し、両市とも初期パスワードのまま使用していたことを明らか
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