「スマートフォン&タブレット2011冬」において、NTTドコモは「Xi(クロッシィ)の展望」と題した講演を行った。講演と担当したのは、同社の経営企画部 課長 大井達郎氏だ。 ■LTEの特徴は「高速」「大容量」「低遅延」 大井氏は、まず、LTEの特徴は「高速」「大容量」「低遅延」にあるとして、それぞれの特徴の説明から講演を始めた。「高速」とは文字通り転送速度の速さのことだが、もう少し専門的にいうと、単位時間あたりの転送速度であるスループットの速さということになる。LTEでは、ベストエフォートで75Mbpsの性能を持っている。 高速性能を実現するために、LTEではMIMO技術を利用している。MIMOとは簡単に説明するとアンテナを複数立てて、無線伝送経路を複数にして転送効率を上げようというものだ。たとえるなら、1車線の道路より2車線の道路のほうが同じ時間なら、多くの交通量をさばける状態だと説明す
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