スティーブ・ジョブズはスピーチの名手として知られる。彼の話に耳を傾けていると、いつしかその巧みな話術に誰もが引き込まれてしまうのだ。そんなジョブズのスピーチを手本とする企業人は多い。 「ジョブズに似ていると言われている、ある企業の社長のスピーチを、サンプルケースとして弊社のサービス『UpSighter(アップ・サイター)』で解析したところ、とてもよく似ていたものの、1点だけ大きく異なる点がありました。 それは、『自分がなぜ、これをやりたいのか、やったのか』という理由付けが欠けていること。そこから、人の心に響くスピーチにするためには『人に納得してもらえる内容を補うこと』という仮説が導き出されました」。そう語るのはコグニティ株式会社の河野理愛代表取締役だ。 コグニティが提供するサービス「UpSighter」は、スピーチやセールストーク、プレゼンテーションなど、従来、定量化できなかった「会話」の