イー・アクセスは2008年3月19日,アッカ・ネットワークスに送付した質問状の趣旨と状況に関する説明会を開催した。この説明会の席上で同社は,アッカが3月7日に自己株式を取得した際の手法を批判。訴訟を検討すること,取引を戻すよう要求したこと,新経営陣に質問状を送付したことを明らかにした。なお同社は,アッカの発行済株式総数の13.10%(2008年1月11日時点)を保有する筆頭株主である。 事の発端は,アッカ・ネットワークスが3月7日に自己株式の買い付けを実施し,発行済株式総数の10.3%に当たる1万2820株を取得したこと。これは主要株主の三井物産が保有する全株式を売却したことによる(関連記事)。イー・アクセスは自己株式取得の方法に問題点があるとして,アッカに質問状を提出していた(関連記事)。 この買い付けに対してイー・アクセスが問題視したポイントの一つは,取引の周知,検討のための時間が短す