フィンランドのコンピュータ緊急対応センターCERT-FIと英国インフラストラクチャ保護局(CPNI)は17日(現地時間)、アーカイブフォーマットに関するセキュリティ忠告を発表した。アーカイブフォーマットの実装における脆弱性を報告するもので、悪用されるとDoS(サービス拒否)攻撃などにつながるおそれがあるという。 このセキュリティ忠告は、フィンランド・オウル大学Secure Programming Group(OUSPG)のアーカイブフォーマットの脆弱性を調べるテストスイートを利用して、ベンダによる実装を評価した。 OUSPGでは、任意のプロトコル実装テストによるセキュリティリサーチプロジェクト「PROTOS Genome Project」を進めており、今回、この一環として、アーカイブフォーマットテストスイートを開発した。アーカイブフォーマットは、ACE、ARJ、BZ2、CAB、GZ、LHA