月額2700円の完全通話定額は高いのか安いのか━━一気にプライスリーダーに躍り出たドコモの本気:石川温のスマホ業界新聞(1/2 ページ) 4月10日、NTTドコモが料金改定に踏み切った。この料金を見たとき、はっきり言ってドコモを見直した。ここ最近の業界を振り返ると、MNP開始時にソフトバンクの孫社長が料金戦争を仕掛けて、980円というプランが定着。ソフトバンクが自網内定額などのデファクトスタンダードを作ってきた感がある。業界のプライスリーダーは間違いなく孫社長だった。 そこに続いたのがKDDI・田中社長。自社にしかできない「固定と携帯電話のセット販売」で、家族をまるごとKDDIにしてしまう戦略が当たった。 ソフトバンク、KDDIが料金で攻めてくる中、NTTドコモは防戦一方であったのだ。 そこに来て、今回の完全通話定額と家族データシェアプランの投入だ。「基本料金が高く、電話をしないユーザーか