2012年にアニメ化もされた、小説家・貴志祐介の『新世界より』(講談社)のコミカライズを担当しているマンガ家の及川徹が、6月9日に自身のTwitterで「アシスタント代を減らし、高品質を諦めるが正解!」とツイートしたことが話題を呼んでいる。一連のツイートをまとめると、現在の『新世界より』レベルの仕上げにすると、印税を抜いてもページごとに5000~6000円の赤字になり、描けば描くほど赤字になってしまっているとのこと。そこで原稿料の値上げについて掲載誌の「別冊少年マガジン」(講談社)の編集長と話したが、変更の余地はないと言われ、担当編集に悲しみを訴えてもばっさり切り捨てられてしまったというのだ。 実際、及川徹が赤字になっていると言っているように、マンガ家は原稿収入ではほとんど採算がとれない。オンラインコミック「電脳マヴォ」の編集長・竹熊健太郎らが指摘しているように、1980年代頃から、マンガ
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