陸上自衛隊が訓練を行う北海道大演習場の西岡地区演習場(札幌市豊平区)で、27日未明から小銃を携行したまま行方不明になっていた滝川駐屯地の第10即応機動連隊に所属する20代の男性陸士長が28日午前11時26分ごろ、同演習場有明地区で見つかった。命に別条はない。 北部方面総監部によると、男性隊員はレンジャー教育訓練中で27日午後10時13分ごろ行方が分からなくなった。その後、同訓練を中止し、750人体制で捜索していたところ、28日午前に行方不明になった場所から数キロ離れた地点で見つかった。男性隊員は「疲労で仲間とはぐれてしまい、道に迷った」と話しているという。小銃は携行していたが実弾は所持していなかった。 小銃を携行したまま自衛隊員が行方不明となったとの連絡を北海道警から受けた北海道教育委員会と札幌市教育委員会は、道内の幼稚園や各小中高校などに対し、校舎の玄関施錠や危機管理マニュアルに沿った不