28日のトルコ大統領選・決選投票で再選を果たしたエルドアン大統領に対し、関係各国の首脳らから相次いで祝意が寄せられた。独自外交を展開するトルコの今後に注目が集まっている。 注目はスウェーデンのNATO加盟問題 「北大西洋条約機構(NATO)加盟国として、2国間や地球規模の課題で引き続き協力するのを楽しみにしている」(バイデン米大統領)、「エルドアン大統領と共に私たちはこれからも前進する」(マクロン仏大統領)――。28日に再選したトルコのエルドアン大統領を、欧米諸国の首脳らもツイッターへの投稿などで祝福した。だが、エルドアン政権はNATOに加盟しながらロシアと緊密な関係を維持するなど、欧米にとって難しい存在。内心は長期政権のさらなる継続を警戒しているとみられる。 再選後、まず注目されるのはスウェーデンのNATO加盟問題だ。エルドアン氏は、政権と対立する非合法組織「クルド労働者党」(PKK)の