生成AIを悪用してコンピュータウイルスを作成したとして、警視庁サイバー犯罪対策課は不正指令電磁的記録作成の疑いで、川崎市幸区古市場の無職、林琉輝(りゅうき)被告(25)=別の詐欺罪で起訴=を再逮捕した。「ランサムウェアを使って楽に稼ぎたいと思っていた」「AIを使えばできると思った」などと容疑を認めている。 同課によると、林容疑者はインターネット上で公開されている複数の生成AIを利用し、目的を隠してチャットで質問を投げかけ、修正を繰り返しながらウイルスを作成。ウイルスは侵入先のデータを暗号化、破壊したり、メッセージを表示して暗号資産を要求したりするものだったが、実際には使用されず、被害は確認されていない。 林容疑者は作成者などが不明な生成AIを利用していた。同課は大手の生成AIに備え付けられている犯罪に関連する指示を拒否する機能を避けようとしたとみている。 再逮捕容疑は2023年3月、自身の
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