はじめに イオンスマートテクノロジー株式会社(通称AST)のCTO室TechLeadチームの@t0doroki_takaです。 本記事の内容は、上記の書籍で紹介されている手法を自分の解釈で整理・アレンジしたものです。 計画段階から完成形を定義して、全体の開発工数・工期を見積もって年単位で開発を進めるプロダクトは、アジャイルという考え方の無かったウォーターフォール・モデル時代の考え方なのかもしれません。とはいえ、業務システム開発においては、プロジェクト開始直後からアジャイル開発することは難しく、このような見積もりは欠かせないと思います。 なぜなら、多くの業務システムは、出来る限り早く市場に投入してフィードバックを得てピボットする性質のサービスではなく、予め要件・機能を定義してステークホルダーとの合意形成が不可欠です。アジャイル的な開発を導入するにしても、事前に全体規模の把握は必要です。その際