本記事の内容 本記事は「数学の文章って何言ってるかわかんない」、「論理的ってどういうこと?」、「数学の勉強をしてみたいけど、何が書いてあるか読めない」という方向けである。 前回から集合についてのトピックスを解説している。 前回の記事では「集合って?」、「書き方は?」についてを解説した。 今回は複数の集合の関係性から数学でよく出現する集合について解説する。 「集合って?」となっている方は以下(前回の記事)をご参照ください。 序 前回の記事で「数学は集合の言葉で書かれていると言っても過言ではない」と述べた。 若干厳密に言えば、数学は集合と写像の言葉で書かれている、というべきなのだが、このシリーズでは写像は解説しない。 (某論破王の影響で「写像」という言葉は知っているかもしれないが、その写像ではない。) 前回は部分集合、集合の相等という2つの集合の関係性の一部を解説したのだが、数学に出現する集合
リレーショナル・データベース(RDB)のデータ構造やSQL命令による様々なデータ操作については,多くの人が知っていることだろう。しかしRDB技術の根底にある「集合論」を詳しく語れる人は少ないはずだ。集合論とRDBの結びつきを理解すれば,RDBの本質が見えてくる。 ITエンジニアの皆さんなら,米IBMサンノゼ研究所に在籍していたE.F.コッド博士(Edger.F.Codd,1923~2003)をご存知だろう。コッド博士は1970年,「A Relational Model of Data for Large Shared Banks(大規模共有データバンクのためのリレーショナル・モデル)」という有名な論文を発表した。現在の「リレーショナル・データベース(RDB)」(「関係データベース」とも呼ぶ)は,この論文が起源となって誕生したものだ。 コッド博士が数学の「集合論」を基に,表を使うRDBの仕組
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