Let's Encryptでこれまで長く使用されてきたIdentrust社発行のDST Root X3ルート証明書が、日本時間2021年9月30日23時1分15秒に期限切れになりました。 DST Root X3ルート認証局が定期発行するCRL(証明書失効リスト)がどうなるか、ずっと気になっており、幾つかの場所で予想を紹介させてもらいましたが、その予想は外れてしまいまいした。お騒がせしてすみませんでした。その贖罪として、このブログを書こうと思います。 どんな予想をして、どう外したか(簡単に) 一般にルート証明書が期限切れになると速やかにルート証明書に紐づく秘密鍵を「破壊」し、ルート証明書が不正利用されないようにします。鍵を破壊してしまうと、CRL(証明書発行リスト)も発行できなくなるので、ルート証明書が期限切れになる前に、今後の中間CA証明書の検証で困らないように(Let's Encrypt