【琴寄辰男、ミネソタ州=畑中徹】8日の東京株式市場は、日経平均株価が一時250円超の大幅高となり、午前の終値でリーマン・ショック直前の2008年9月12日の終値(1万2214円76銭)を上回った。外国為替市場でほぼ3年半ぶりに1ドル=95円台の円安水準をつけたことや、前日の米ダウ工業株平均が史上最高値を更新したことが好感された。 世界的な金融緩和の流れや米国経済の回復期待などを背景に、株式市場に投資家の資金が流れ込む動きが加速している。7日は、米国で発表された新規の失業保険申請件数が市場予想よりも少なく、景気が着実に回復しているとの見方が強まった。 ニューヨーク市場では、ドルを買って円を売る流れが加速。1ドル=95円10銭まで値下がりし、09年8月中旬以来約3年7カ月ぶりの円安ドル高水準をつけた。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインす