すると、ブレにブレた。石破氏は総裁になる前は解散総選挙について国会論戦が重要とし、早期解散に慎重だった。ところが、総裁になった途端に衆院選を「10月27日投開票」とする方針を表明した。さっそく“自民党に取り込まれた”のである。 10月4日には『裏金議員を原則公認へ 首相、比例重複も容認 衆院選』(朝日新聞)と報じられた。総裁選の最中には公認しない可能性も示唆していたので、ここまで変わるかと感嘆すらした。 「ブレません」と言った“重要政策”も... 政策に目を向けると、石破氏は「日米地位協定の見直し」について言及していた。私は総裁選翌日にジャーナリストを招いてライブをやったのだが、ライブ中に石破氏に電話がつながり「日米地位協定を本当に見直しますか、ブレませんか」と問うと石破氏は「ブレません」と言った。