ダウンフォースが依然として重要なファクターであることに変わりはないが、ドラッグ(空気抵抗)が多すぎては速くは走れない。逆にストレートで強力なマシンはレースでも強く、その見返りはかなり大きい。 マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の成功の大部分は、トップスピードのアドバンテージを活かし、オーバーテイクされづらい、あるいは集団の中を簡単にすり抜けることができるという点によって築かれてきた。 しかしサーキット毎に適したダウンフォース/ドラッグレベルを達成するのは、フラップが調整可能なリヤウイングを採用していた以前のように簡単ではない。 現在のルールでは、リヤウイングのフラップの角度は固定されている。そのため、もしチームがドラッグを大幅に減らしたい、あるいはダウンフォースを大幅に増やしたいのであれば、全く別のウイングを使うことになる。 現行レギュレーションが導入されて最初の2年間、おそらく多く
![リヤウイングが物語る2024年のF1開発競争。サーキットに合わせた調整でまずます重要なパーツに](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/72e2f63193ae39257a96232cc535341c19c5512d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-2.motorsport.com%2Fimages%2Famp%2F6VRv9rN6%2Fs6%2Flewis-hamilton-mercedes-f1-w15.jpg)