国際環境NGOグリーンピース・ジャパンは、「代替ウナギ」として注目されるビカーラウナギの流通実態を把握するため、2014年6月13日から22日にかけてインドネシアでフィールド調査を行い、調査結果を本日23日に発表しました。(注1)本調査結果から、資源管理なきままに日本からの需要増によって同種が乱獲状態にあることが明らかとなりました。土用の丑の日に向けてウナギ商品を多く扱う大手スーパーマーケット15社(注2)の中で、同種の取り扱いが唯一あるイオンには、絶滅を回避するための積極的取り組みを求めます。 世界一大ウナギ消費国である日本の需要を支えてきたヨーロッパウナギとニホンウナギは、共に国際自然保護連合(IUCN)が絶滅危惧種に指定しており、今後代替となるウナギの需要が増えることが見込まれています。しかし、その筆頭であるビカーラウナギの主産地、インドネシアでは漁獲量の正確な統計情報がなく資源管理