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ブックマーク / ameblo.jp/kyupin (381)

  • 『新型肺炎と精神科の新患』

    精神科病院では、もし1名でも感染者が出れば、最初の1名はともかくクラスターが起こってしまうと搬送する病院などない。そもそも病棟で起こった際にまとまった数の職員を自宅待機させざるを得ないなら、人員不足で病院がやっていけないと思う。 そのようなこともあり、受診時に発熱している人は病院内に入らせず、電話で症状を聴取し処方箋だけ渡している。この処方箋は職員が車内に待機している患者さんのところまで持っていく。これは無診察診療であるが、現在は非常事態なので厚生局も許可しているのである。実際、うちの病院ではそこまでした人は1名だけである。

    『新型肺炎と精神科の新患』
    diet55
    diet55 2020/03/09
    精神科病院の現在。新型コロナウイルスついての見解はかなり割り引く必要があると(私は)思っていますが😜
  • 『スペイン風邪の話』

    スペイン風邪は第一次大戦末期に世界で大流行し、死亡者4000万~1億人という極めて悪性のインフルエンザであった。(A型インフルエンザウイルス(H1N1亜型)) なぜスペイン風邪と呼ばれるかと言えば、当時ヨーロッパで第一次大戦が続いていたため、戦時の政府が国内の感染状況を発表しなかったことによる。発表しない理由は、わざわざ敵国に自分の国の苦境を知らせたくなかったからである。それに対し、スペインは中立国だったため検閲を受けず自由に報道でき、多くの感染状況が発表された。そのようなことからスペイン風邪と呼ばれるようになった。 スペイン風邪の最初の発生地は諸説があるが、アメリカのカンザスあたりという説が有力である。当時、中国人があまり感染しなかったなどから中国から発生したという説もある。(中国人は既に抗体を持っていたという解釈からそうなる) スペイン風邪は今風に言えば新型インフルエンザで、鳥インフル

    『スペイン風邪の話』
    diet55
    diet55 2020/03/02
    今回に関してはあくまでイチ「精神科医」の意見😜。「明日から行われる全国の小中高校の臨時休校だが、スペイン風邪流行時に(略)当時、閉鎖した地域の方が明らかに感染率が低かったからである。」
  • 『新型肺炎と精神科病院について』

    今回は、中国、武漢から始まった新型肺炎と精神科病院の話。このようなことはテレビや新聞でも話題にすらならない。 ここ数日のニュースを見ると、武漢からの帰国者やクルーズ船だけでなく、数週間前から既に日国内でヒトからヒトへの感染が始まっているようである。 数年前、日国内でもし新型インフルエンザのパンデミックが起こったら、精神科病院患者はどうするのか?と言った議論があった。 ここで整理したいが、その地域で精神科病院入院患者さんを入院を前提とした身体疾患を治療する場合、搬送できる総合病院は限られている。精神科に入院しているほどの精神症状がある患者さんは、総合病院内で精神科が併設されているとか、対応できる医療環境がないと引き受けてくれないのである。 例えば大人しいタイプの認知症やうつ病くらいだと総合病院でもおおむね問題ないと思われる。そういう患者さんでも拒絶する(基受けない)総合病院が大半である

    『新型肺炎と精神科病院について』
    diet55
    diet55 2020/02/14
    「総合病院でもおおむね問題ないと思われる。そういう患者さんでも拒絶する(基本受けない)総合病院が大半である。このようになる背景には、何か病院内で起こったら責任はだれがとるのか?といった問題も関係して…
  • 『○○と△△とは関係があると思うこと』

    医療業界には医師の主観から来るエビデンスが乏しい話が存在する。精神科では、例えば「ボーダーラインには美人が多い」などである。 これについて僕の個人的意見を言えば、もともと精神疾患と容姿には関係が薄いため、そういう人が目立つからだと思う。つまり少数がある印象をもたらしている。 状況的なことを言うと、コンパなどで想像できるが、ジッとうつむいて何も喋らない女の子にくらべ 、よく喋り感情表現が激しい、よく言えば感情が豊かな人は魅力的に見えることが多い。おそらく男女4人ずつのコンパで、1人ボーダーラインの女の子が入っていて、平均より上の容姿なら、一番に皆の注目を集めるなんてことは十分にあると思われる。そもそも、ボーダーラインにはプレコックス感がないので、外見だけでは病気らしさが見えない。 ここで書きながら思ったが、だいたいプレコックス感と美人は全然関係ない。プレコックス感があったとしても美人は十分に

    『○○と△△とは関係があると思うこと』
    diet55
    diet55 2020/02/06
    よく言えば、フォローすれば、精神科医は「臨床」で「研究職」ではないから、エビデンスに詳しくないのは仕方がない。と私は思っています😜。(もちろんしっかりとエビデンスを理解されている精神科医の方もいる。)
  • 『眠剤の補助になりうる向精神薬、サプリメント』

    近年は眠剤2剤制限のルールがあるので、不眠に対し多剤治療ができなくなっている。今日は一般の眠剤の補助になるような向精神薬、サプリメントを取り上げる。ここで言う一般の眠剤とは、ベルソムラ、マイスリー(ゾルピデム)、レンドルミン(ブロチゾラム)、ロヒプノール(フルニトラゼパム)などをいう。(全ての眠剤は挙げていない) また、眠剤のカテゴリーではないが、ベンゾジアゼピン系抗不安薬は催眠作用もあるが、ここでは取り上げない(デパス、ソラナックス、ワイパックス、セルシン、レキソタンなど)。これらは脳の同じような場所に親和性があり、薬理作用的に似ているからである。 〇抗精神病薬 セロクエル(ビプレッソ) レボトミン コントミン リスパダール液など。 セロクエル(クエチアピン)のマイルドな鎮静作用は眠剤の補助として使われやすい。その理由はEPSが出にくく忍容性の低い人にも処方しやすいからである。どのくらい

    『眠剤の補助になりうる向精神薬、サプリメント』
    diet55
    diet55 2020/01/29
    「よく言われるのが、『寝酒をするくらいなら普通に眠剤を飲んで寝た方が遥かにマシ』というものがある。アルコールは肝臓など身体だけでなく、脳への悪影響も大きい。全てが劣化するといった感じ。」
  • 『スライドとパワーポイント』

    最近、パソコンの話が多い。今日はスライドとパワーポイントの話。 今はパワーポイントという文明の利器があるため、スライド作りがずいぶん楽になった。僕が医師になった当時、まだパワーポイントなどなく、簡単にはスライドは作れなかったのである。 当時、ワープロしか使わないデスクトップパソコンがあった。これは巨大なワープロといってよく、多分それ以外には使えなかったと思う。また変換方法が分節変換ではなかった。つまり「てにをは」を別に入れないといけないようなシロモノだったのである。今からは信じられないが、100万円以上したはずである。 スライドの原稿は、A4の白い紙に上のワープロで字を書き、それをコピーを繰り返し修正する。なぜコピーを繰り返すかというと、どうしても白い紙の部分にノイズの黒い斑点が入ってしまうから。この黒い斑点に白い修正液を塗りまたコピーする。デジタルだが、けっこうアナログなのが泣ける。 き

    『スライドとパワーポイント』
    diet55
    diet55 2020/01/21
    「精神を患うと、したいことが何もできない状態が続き、結果的に貴重な時間をロスする。人生は有限なのに。」「彼らは純粋に人生の貴重な時間を失っているからである。特に精神病はそうだと思う。」
  • 『Windows7サポート終了 (2020年1月14日まで)』

    ウィンドウズ7の延長サポートはいよいよ今日1月14日までである。数か月前からウインドウズ10パソコンは準備していたが、7が使いやすいためギリギリまで粘って使っていた。 今回、期日まで10にしなければならないパソコンが3台。病院で使うノートパソコンと家で使うノートパソコン2台である。今使っているノートはいずれもレッツノートで、家で使うノートがSX2とSX3。この3台は購入時から7。病院で仕事に使うノートがS10でちょっと古いがオフィースを使うくらいなら問題ない。今の業務に必要なCPUの速さは相当前のパソコンでも支障はない。 他、嫁さんのパソコンがN10。嫁さんはテニスコートの予約にしか使わないのでN10で充分である。N10はほぼ素の状態でソフトもほとんど入っていない。なぜN10なのかというと、デフォルトで字が大きいから。(重要) このうちの3台は自分でSSDに換装し、SX3が500GB、SX

    『Windows7サポート終了 (2020年1月14日まで)』
    diet55
    diet55 2020/01/15
    kyupin先生は仮想通貨もされているんだ。今度はその話も読みたいな(^^) 「なんだか使いにくいと感じたので、グーグルクロームやオフィースさえインストールせず、仮想通貨のウォレットにのみ使用していた。」
  • 『今年の年賀状のことなど(2020年1月)』

    毎年、年賀状は自宅だけでなく病院にも来る。特に患者さんは自宅の住所を知らないので病院に来ることが多い。一部、お年寄りなどは自宅に直接来る人もいる。 なぜ自宅住所を知っているかと言えば、受付の人がうっかり自宅住所を教えたためである。うっかり教えてしまった理由だが、「お歳暮を送りたい」と僕の住所を聴いたからである。このようなことは精神科病院ではスタッフがしっかりせねばならないことだが、約15年くらい前までその辺りがかなりルーズだった。ある患者さんに僕の携帯電話番号を教えてしまったことすらある。これも患者さんから僕に「質問したいことがある」と言われ、うっかり携帯電話番号を教えてしまったのである。 年賀状は1日と3日に来るが、1日に来るのは全体の3分の2ほどである。結構遅れる人が多い。今年は、あて先不明で戻ってきた年賀状が7枚くらいあった。戻ってきた年賀状で、相手から来ないものは住所を削除する。毎

    『今年の年賀状のことなど(2020年1月)』
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    diet55 2020/01/06
    「特に統合失調症の重い人の場合、本人が頑張れる部分はかなり少ないと思う。」「実は主治医こそ頑張らないといけないのである。」
  • 『お正月の精神科病院、今昔』

    ここ20年くらいでお正月の精神科病院の様子がかなり変わった。昔はお正月になると多くの患者さんが外泊するため、院内はがらーんとしていたものだ。 当時、お正月ではなく、親戚の人たちが自宅に戻るお正月を過ぎた頃に外泊する患者さんもいた。患者さんを親戚に見られたくない家族もあったからである。 いずれにせよ、当時、お正月やお盆に外泊する患者さんが多かったのは今と大きく異なるところである。 今年、うちの病院で外泊した患者さんはほぼ10%くらい。お正月やお盆に病棟内の患者さんが激減することはなくなった。 もはや高齢となった患者さんをみる家族がいないことも稀ではない。人の両親が亡くなっている家庭が多いのである。そのような家庭では兄弟が外泊させることもあるが、わりあい稀なケースである。 最近は市内に自宅がない人もいる。両親などが亡くなり自宅を売ってしまった家庭もある。そのような際、兄弟や時に兄弟の子供(甥

    『お正月の精神科病院、今昔』
    diet55
    diet55 2020/01/03
    1967年!
  • 『今年の年賀状のことなど(2019年)』

    今、帰省中なのでiPadminiでアップ。 今年は先週末くらいに約1日かけて年賀状をつくった。朝10時30分から始め終わったのが夜8時30分頃。数は僕が200枚弱、嫁さんが110枚くらいだった。今年は亡くなった人が数名。うっかりだしてしまわないように気をつける。最近は、もう高齢なので年賀状は今年から終わりにしますと言うハガキが来ることもある。 昨年の年賀状を見ながら住所変更したり同門会名簿でも確認する。医師でかなり若い人はいないためか異動で転居する人はほぼいない。 名簿を見て思ったこと。 近年は女医さんが増えたためか、女性医師で結婚し今は就労していない人たちが少なからずいること。勤め先が空欄なのである。 いつまで経っても精神科医が不足しているはずだよ。 一部の女医さんは知っている人もいて、実際アルバイトの当直すらしていない。子育てに追われているのである。 10年前くらいだろうか、ある時たま

    『今年の年賀状のことなど(2019年)』
    diet55
    diet55 2019/12/29
    「近年は女医さんが増えたためか、女性医師で結婚し今は就労していない人たちが少なからずいること。勤め先が空欄なのである。 いつまで経っても精神科医が不足しているはずだよ。」
  • 『研修医時代、精神科病院にアルバイトに行き驚いたこと(2)』

    前回の続き。精神科病院にアルバイトに行った際に驚いたこと。これは主に日勤した時の様子を言っている。夜間の当直だけだとよくわからない。 ○男性看護師の多さ これは初めて体験する人には異様に見える。特に閉鎖病棟で平均して病状が悪く、まだ若く男性患者ばかりの病棟だとこれくらい男性看護師がいないと落ち着かないのである。 後年、女性看護師が多い病院も経験したが、女性看護師だけだと患者さんに舐められる感じになり(来出なかったであろう)不穏状態が出現する。中核病院ではそれでも相対的に男性看護師が少ないため、慢性期に地域の単科精神科病院に転院させるのは合理的だと思った。 いわゆるヘビーな患者さんを主体に受け入れている精神科病院は更に男性看護師が多くなる。ヘビーな患者さんとは覚醒剤後遺症などである。暴力団関係者などが多くなり、男性看護師も格闘技でもしていたかのような体格の人が結構いたのである。 やはり精神

    『研修医時代、精神科病院にアルバイトに行き驚いたこと(2)』
    diet55
    diet55 2019/12/23
    ①棲み分け ②「これじゃ、精神病院は刑務所と変わらないと思うかもしれないが全然違う。刑務所にも勤めたことがあるが(略)ある患者さんはどちらも経験したが、刑務所と比べると『精神病院は天国』なんだそうだ」
  • 『研修医時代、精神科病院にアルバイトに行き驚いたこと』

    今回は昔話的な記事だが、今もあまり変わっていない部分もある。当時と変わった点と言えば、入院患者さんの平均年齢が挙げられる。(参考:クラーク勧告 ) ○畳部屋がほとんど全ての精神科病院にあったこと。 今は畳部屋は前時代的なものとなった。ちょっと考えるとわかるが、畳部屋はプライバシーが保たれない。また患者さんには足底角化症が少なからずあるので、畳表が擦り切れて、たちまち表面が傷んでしまうのである。従って真面目に運用するとランニングコストもバカにならない。畳部屋は決して安上がりではなく、現在、畳部屋がある精神科病院はかなり稀でないかと思う。 足底角化症、趾間白癬、爪白癬は精神科患者さんに多い印象だが、これが外肺葉が弱いからそうなるのか不明である。これは臨床医の印象なのでエビデンスはない。(誰か調査してください) 他、畳部屋の重要な点として、タバコによる焦げが無数にあったことが挙げられる。これは分

    『研修医時代、精神科病院にアルバイトに行き驚いたこと』
    diet55
    diet55 2019/12/22
    「精神科治療はかえって悪くなるとか意味ないと言った風説もあるが、現場を知らないというか、うまくいかなかった例だけ挙げて膨大な良好な経過の人たちを無視していると思う。」でも、ヤブがいることも事実では??
  • 『春に上がる人、秋に下がる人』

    今回もゆるいエントリである。 春に病状が悪くなる人がいるが、うつ状態より脱抑制、興奮、幻覚の悪化など統合失調症的あるいは躁状態的な悪化が多い。また真冬に沈んでいた人たちは若干浮上する傾向がある。これは寒い時期の緊張状態が緩むことで体調変化が起こると思われるが、説明する根拠は曖昧である。 一方、秋口から冬にかけてうつ状態が悪化する人がいる。例えば酷い悪化がなくても「冬はなんだか寂しくなりますね」といった言葉である。一方、秋から冬は統合失調症的な興奮などが収まり改善がみられる人たちがいる。うつ病、統合失調症とも心のエネルギーが低下する印象なのである。 これらは全ての人にその傾向があるわけではなく、そうでない人もいる。そもそも精神疾患は気候は症状を動かす1つのパラメータに過ぎない。職場のストレスや家庭問題もあるからである。それでも、僕の患者さんで双極性障害の人たちは冬は沈む傾向がある。 今日は1

    『春に上がる人、秋に下がる人』
    diet55
    diet55 2019/12/15
    「今回もゆるいエントリである」「そもそも精神疾患は気候は症状を動かす1つのパラメータに過ぎない。職場のストレスや家庭問題もあるからである。それでも、僕の患者さんで双極性障害の人たちは冬は沈む傾向がある
  • 『精神科において線形に良くなるという意味、入院期間のことなど』

    「kyupinの日記」は理系のブログなのでたまに難しい薬理の話も出てくる。他、特にこれは?と言うものに「線形に良くなる」というフレーズがある。 精神科の改善は数学のようにスコアで出にくいものである。しかしブログではほとんど触れていないが、治験などの際に指標になる検査スコアがある。線形というのは正比例と言う意味で、「時間軸で線形によくなる」ことは、時間に正比例して良くなるという意味である。 そんなはずないだろ! と言ったところ。その理由は発病前より良くなってしまうからである。グラフ的には√2に似た経過になる。しかしながら、最初の数週間はスコア的には意外に正比例している。改善させる力のある薬はそうなのである。 √2の形だったとしても、精神科では十分に線形に良くなっていると言ってよいと思う(当か?)。なぜなら、数か月単位で確実に良くなっているからである。 時間が経つと、次第に改善のスピードが落

    『精神科において線形に良くなるという意味、入院期間のことなど』
    diet55
    diet55 2019/12/15
    1. 精神科医や臨床心理士などでもオーベンのようなスーパーバイザーの関係があるといいですね。 2. 「実際には精神科急性期病棟では(略)したがって3か月以内に退院というのは一般的ではない。」本当???
  • 『障害者の就労に対する心構えについて』

    障害者枠で就労した際、仕事内容、上司、同僚に自分に合わないと思ったら、積極的に上司相談する。その後、環境調整して改善しないなら退職も考えること。精神面の悪化を来す時はなおさらである。(無理はしない) 来、根気強さ、信念を曲げないことは日的は良いことだが、障害者就労ではそこまでメリットにならない。何事にも柔軟に対応すること。 障害者雇用で働くことはリハビリ治療の1つなので、そういうスタンスで就労を考える。 上のように思う理由は、障害者雇用で精神症状が悪化する人が少なからずいるからである。今は働ける人が少ない時代なので、辞めたとしてもすぐに仕事は見つかるものだ。 ただし、次の仕事も同じようなことになることもある。(最初に戻る)

    『障害者の就労に対する心構えについて』
    diet55
    diet55 2019/11/08
    超現実的な考え方で参考になる部分もあるかも???「障害者雇用で働くことはリハビリ治療の1つなので、」/「今は働ける人が少ない時代なので、辞めたとしてもすぐに仕事は見つかるものだ。」←ここは異論あり
  • 『年金生活者支援給付金』

    上の画像は見えにくいと思うが、年金受給者に対する「年金生活者支援給付金」制度の詳細である。なぜ見えにくいかというと縮小してアップしているため。(無料のアメブロ画像はアップロードできる容量制限がある) 向かって左下に記載されている通り障害年金の人たちは 2級 5000円(月額) 1級 6250円(月額) が年金に加えて支給される。現在、1級から2級までの障害年金を受給している人は上と同じパンフレットが家に届いていると思う。 これは消費税増税の際の年金生活者の支援のためである。このように消費税増税のショックを和らげるために色々な施策が行われているのである。 消費税増税は単純に2%上げるわけではなく、これ以外にも複雑なルールにしているため小売店なども大変だと思う。 これは手続きをする必要があるので上の書類が自宅に届いていない人がいたら、かかりつけの精神科病院、クリニックのPSWに聴いてみると良い

    『年金生活者支援給付金』
    diet55
    diet55 2019/09/23
    「これは手続きをする必要があるので上の書類が自宅に届いていない人がいたら、かかりつけの精神科病院、クリニックのPSWに聴いてみると良い。手続きが終わると、2019年12月中旬から月額5000円(2級)ないし6250円(1級)
  • 『精神科医は持続性のある仕事』

    精神科に初診する際、精神科病院と心療内科クリニックのどちらにかかるのか迷うと思う。かなり前に同じような記事をアップしたことがあるが、今回はタイトルの視点で考えてみたい。 今から20年くらい前は特に地方だと距離的に選択肢がなく、そこしかないということも多かった。そこしかないとはつまり単科の精神科病院である。現在はクリニックがずいぶん増えて、選択肢が増えてきている。 しかし、クリニックから他の病院またはクリニックに変わりたい時は、選択肢が少なく市外まで行かないといけないなど、不便になることも多い。 一般的に言えることは、入院が頻回に必要とか、しばしば深夜に悪化して輪番や精神科救急にかからざるを得ない人たちはクリニックに行くべきではない。これはどう意味かというと、クリニックからクリニックに転院すべきではないことを言っている。ただし精神科病院のサテライトのクリニックの場合、精神科病院とのアクセスが

    『精神科医は持続性のある仕事』
    diet55
    diet55 2019/09/07
    結論を先に書いてよ!(笑)「精神科に初診する際、精神科病院と心療内科クリニックのどちらにかかるのか迷うと思う。かなり前に(略)今回はタイトルの視点で考えてみたい。」
  • オーソライズドジェネリック | kyupinの日記 気が向けば更新

    近くリフレックス(レメロン)のジェネリックが発売される。このブログではリフレックスは2006年8月、まだ未発売の時にミルタザピンのタイトルで紹介している。発売されてあっという間にジェネリックの時代になったという感じである。なお、日ではリフレックスは2009年9月に発売されている。 リフレックスはMeiji Seika ファルマ株式会社から発売されているが、今回、リフレックスのジェネリックをMeiji Seika ファルマ株式会社でもミルタザピンとして発売するという。 今回はこのような奇妙な話についてその詳細を紹介したい。ジェネリックには2種類あり、全ての特許を得ているジェネリックと、全ての特許を得ていないジェネリックがある。前者は成分だけでなく製造法、賦形剤などの添加物まで全て同一である。一般的にはジェネリックは後者が大半である。 この前者の同一タイプのジェネリックをオーソライズドジェネ

    オーソライズドジェネリック | kyupinの日記 気が向けば更新
    diet55
    diet55 2019/08/20
    「2種類あり、全ての特許を得ているジェネリックと、全ての特許を得ていないジェネリックがある。前者は成分だけでなく製造法、賦形剤などの添加物まで全て同一である。一般的にはジェネリックは後者が大半である」
  • 『ストラテラのジェネリックの話』

    今日はジェネリックのストラテラ(アトモキセチン)の写真をアップしてみた。上の写真では、向かって左側が先発品のストラテラ40㎎カプセル、右側がアメル(共和薬品)のアトモキセチンである。 同じ青のカプセルでかなり似ている。薬価は大違いで、先発品の20㎎カプセルはなんと460円くらいする。ところがアメルの40㎎カプセルは、183円くらいと半額以下である。 ジェネリックのアトモキセチンがあまり流通しなかった理由は、原薬の不足から出荷制限がかかっていためである。 数社のアトモキセチンを並べてアップしている。向かって左端から、アメル、サワイ、日医工、トーワ、タカタである。この名前のサインがどの製薬会社なのかは省略。 カプセルの40㎎は先発品と同じく青で統一されている。 驚くことは、なんと錠剤のアトモキセチンがあること。錠剤は白だが、会社により形状は楕円形と円形がある。 現在、同じジェネリックでも錠剤の

    『ストラテラのジェネリックの話』
    diet55
    diet55 2019/08/20
    「ストラテラは向精神薬でもかなり高価な薬である。ストラテラのジェネリックがようやく流通し始めたことは、医療費削減の点で、非常に良いことだと思う。」
  • 『ジェネリックの都市伝説』

    ジェネリックは国は積極的に導入を進めているが、今のところ、アメリカのような浸透はしていない。なぜ国が推進するかといえば、日の場合皆保険制度なので医療費削減に直結するからである。 基的に、国は先発品もジェネリックも同等なものと思っているフシがある。 日でいまひとつジェネリックが普及しないのは、日人はこういうバッタ品のようなものが好きでないのと、なんだかんだ言って医師は公務員的な職種だからだと思う。コスト意識が低いのである。 僕はジェネリックの品質の低さは実際に経験したことがあるし、友人からもそんな話を聞いたことがある。伝聞したものではこれはあまりにもと思えるものがあり、ひょっとしたら都市伝説かもしれない。 今までに僕が実際に経験したことをいくつか挙げてみる。 ①セレネースを処方していた25歳くらいの女性患者さんが大学病院から民間病院に転院した。その時、セレネースのジェネリックを処方さ

    『ジェネリックの都市伝説』
    diet55
    diet55 2019/08/20
    2007年「ジェネリックを採用すれば、病院全体ではすごく利益が上がる(略)薬価差益がジェネリックの方が大きい」「クリニックで院外処方をしてもらっているのに、ジェネリックを処方されている人がいること。」