一口に”株式投資”といっても様々なスタイルがある。特に特徴が出るのが継続保有期間。1年以上かけてじっくりと付き合う投資手法もあれば、1ミリ秒単位で取引を行うHFT(高頻度取引)というやり方まである。機関投資家の保有期間は意外と短く、1年あれば”長期投資”と言われる。四半期決算や年間決算で成果が図られ、投資家としての浮沈が決まるからだ。 そんななか、シンガポールに拠点を置く「R Financial Investment」というファンドは10年以上の時間軸で投資する”超長期投資”を実施している。通常のファンドと比較して気の遠くなるような期間だが、なぜそのようなスタイルを取っていてどのような醍醐味があるのか。代表の守屋秀裕氏に解説してもらった。 (写真はイメージ) 初めまして。私はシンガポールで小さな投資会社を経営しています。上場企業株式投資に関わっている期間は約13年で、近年はとりわけ、10年