自分が結婚したのは、えーと、あのいとこよりもまえだっけ、あとだっけ? 自分はそのとき、どこに住んでいたっけな…。 起こった出来事自体は覚えていても、前後やタイミングというのはなんだかすっぽりと抜け落ちてしまうようです。ニュースなどで 2007 年の 10 大ニュースなどというものが登場していますが、自分の一年のハイライトをキャプチャーしておくのも、あとでとても役に立ちます。 今年のできごと、体験、思いをすべて一カ所にまとめて「永久保存」しておけば、来年、再来年、何十年先でも今年のことを思い出して「 2007 年は○○の年だった」といえるようになります。 こうした長期記憶こそが、長期的な成長の背骨になっていることも多いわけですので、単なる記録魔とあなどることはできません。 今日はそんな、1年を保存するための7つの実例について。 1. タイムラインを作成しておく まずは今年何があったか、個人的
当たり前の話から始めましょう。 車がほとんどいない道路と、他の車で混雑している道路では、どっちの方が存分に加速ができるでしょうか? もちろん前者ですね。 では、車はけっこういるのですが直線で見通しがついていて他の車の動きが予測できる高速道路と、道が曲がりくねっていて、他の車の動きも予測しづらい道路ではどうでしょう? やはり、前者の方が走りやすそうです。 最初の例は、「やることが少ない」VS 「やることが多い」という例だと思ってください。単にやる事が少ない方が効率がいいという場合です。それに対して次の例は「GTD がうまく導入できている場合」VS 「GTD がない場合」と言えます。車の混雑の度合いも性能も変わらなくても、走りやすい道をつくれば加速できるという例です。 このように GTD はあなたの能力を高めてくれる魔法のような方法を提示する訳ではなく、単に走りやすい道路を造るものといってもい
An Easier Way To Handle Stress: Life with Confidence ストレスを感じてますか? でも、もう一度よく考えてみるといいことがあるかもしれません。ことによっては、ストレスに感じる必要など、そもそもないかもしれないからです。 Life with Confidence のこの記事を読んだときに、いままで何度も聞いて頭では理解していたのですが、しっくりとしていなかったことが、確信に傾いてきました。 それは何かストレスに感じていることが何かあった場合に、それを実際によく分析してみると、「こんなことがあったら嫌だな」、「こんな事態になったら困ったことになる」という未来への恐怖に根をもっているということです。 記事の中で引用されている Eckhart Tolle の引用が核心を突いています。 A great deal of what people say,
今週の月曜と火曜は国際ワークショップで久し振りに英語の口頭発表を行いました。この準備が大変で、久し振りに徹夜を含むデスマーチ状態で仕事を続け、そうした無理をしてなんとか発表できるところまで仕上げられました。 ただ今回の仕事でちょっとした個人的な勝利も経験することができました。なんとかこの期間中、自分としては GTD の習慣を続けられていたという実感があったのです。 よく「GTD なんて無意味だ」という意見を聞くときに挙げられている理由として、「多忙のときになかなか GTD を維持できない」というものがあります。普段続けるには手間がかかって面倒で、本当に必要なときに使えない、と感じるひとが多いようなのです。 今回も含めて、何度か修羅場をくくり抜けたところで、なんとなくコツらしきものがつかめてきましたので、それを7つのポイントにまとめてご紹介します。 1. 常に「収集」し続ける 多忙な状態にあ
あなたの頭のなかに安全装置はありますか? 子供のころからネガティブな上に短気を起こしやすいな私は、いくつかの引用句を頭のなかで繰り返して、意図しない暴発を避けるように心がけています。気鬱を抑止して、幸せな気分を守る時にも同じように有用な引用やエピソードを思い出すことでこれを行なうことができます。 先日紹介した「積極的考え方の力」という本に、「幸せを選ぶ老人」と「不幸を生産する女性」というエピソードが紹介されていて、どちらも単純な話なのですが頭にいれておくと、暗い気持ちになりそうな時に安全装置のように働いて、自分を引き戻してくれます(100% ではありませんが…)。 幸せな老人・不幸な富豪の女性 幸せを選ぶ老人の話は、アメリカのトークショーに招かれた一人の老人がいて、すべてにおいて愛嬌があり、口にすることが何もかも素朴で人の心をくすぐる楽しさに満ちているので、進行役の番組のホストも笑顔になっ
この一週間、風邪をひいています。寝込むほどではないですが、咳が止まりません。咳のしすぎで胸が痛くなっています。でも咳は出ます。いやはや、もうたくさん。 しばらく前から気づいていたのですが、ユビキタス・キャプチャーの頻度は、こうした体調だとか、仕事の調子の良さと割とよい相関関係にあります。 一日に何ページも出来事を記入しているような日は、たいてい調子のいい日で、次から次へと書くべきことが見つかります。でも調子が悪いときには、一日中なにも書いていなかったことに気づいて、後で振り返っても Moleskine の外部記憶装置に記憶のない日が生じてしまったりします。 調子が悪く、人生をコントロールできていない気がするときほど、逆に「今はこれをしている」「今はこれを考えている」というキャプチャーを多く行って、自分の行動を外部に送り込んで客観視できた方がいいのは言うまでもありません。私にとってキャプチャ
あなただけの知識のフィールドを作り出す Mac のナレッジ・アプリ | シゴタノ! 「あなたは Mac を使いたくナール、使いたくナール」と呪文を唱えながら書いている(嘘です)シゴタノ!の隔週連載、今回は Evernote や DEVONThink などの「ナレッジ」アプリです。 Mac には前からこうした、テキストでも、ウェブページでも、画像、音声、動画、PDF、ファイルなどを「なんでも投げ込む」ためのアプリケーションがなぜかたくさんあります。 機能が互いに重なりあっているのでどれを使うべきか迷うのですが、選ぶときにもっとも重要視しているのが: 自分が一番使うデータを大量に扱うのに便利か? タグであれ、カテゴリであれ、ゆるやかで自分にあった分類ができるか? 必要なデータを検索したり、スマートフォルダを作れるか? の3点です。好きなのでよく Evernote を紹介しますが、けっして Ev
GTD , Webツール , その他 , 仕事術 , 豆知識 「CometDocs」は50種類以上のファイル形式を変換 掲載日時:2009.04.27 22:00 コメント [0] , トラックバック [0] PDFからWordの変換だったりその他の形式のファイルを変換してくれるサイトのいくつかを過去にも紹介してきましたが、今回紹介する「CometDocs」はそれらを全てひっくるめて引き受けてくれる優れもの。なんと50種類以上のファイル形式の変換が可能です。 PDFからExcel、巨大なTIFF画像からPDF、アイコンファイルから画像。さらには画像ファイルからテキストへの変換の一部も可能。その変換結果も『PDF-Word Converter』の結果に匹敵する出来栄え。しかもファイルの拡張子が欠損しているものでもファイル形式を教えてくれたり、二つのWordファイルを比較し、異なっている行
Enjoy Life More: Schedule Your Leisure Time | Dumb Little Man 時間管理というと普通は「仕事」をしている時間を管理すると考えがちです。ふだん私たちが向き合っているのは「仕事」なのですから、それは当然です。 しかし仕事のスケジュールを見事に管理するのはいいのですが、それが行き過ぎて、「仕事」で日常を埋め尽くした残りが「休み」あるいは「遊び」だと考え始めてしまうと、そもそも何のために時間を管理しているのかわからなくなってきます。 そう、管理されるべきは「仕事」そのものではなくて「仕事」も「休み」も含んだ私たちの行動の全てだということを、ともすれば忘れてしまうのです。 私もよくこの基本中の基本を忘れてしまい、はっと我にかえっています。今日は Dumb Little Man で紹介されていた「人生をもっと楽しもう:あなたの休み時間をスケジ
さて、春です。 望もうと望むないと、さまざまな環境の変化にさらされる方は多いでしょう。新しい学校に職場、そして新しい同僚に上司・部下。さまざまな出会いが訪れ、人生が音を立てて動き出す季節です。 ま、たしかに素晴らしい人もいれば、いけすかないヤツもいるかもしれません。でも、できることなら、多くの出会いを一生の付き合いにしたいじゃないですか。というわけで、今回のまとめ企画は、新しい出会いを一生モノにする「対人技術」についてです。 詳細は、以下にて。 ■ 「新しい出会い」という気分になれないときに ・「人見知り」を少しずつ直すための4つの心がけ ・「Hello」と挨拶し続けてわかった11のこと ・人生最大の過ちから立ち直る方法 ■ 「新しいコミュニティ」を広げていくために ・ネットワークを上手に作るためのTips ・パーソナル名刺でいつもと違った自分をアピール ・新しい友達を作るには進んでみんな
[ あたりでは気づいたらふつうに使われていました。 最近よく使われるようになったこのユビキタスという言葉には、「汎用的」とか「どこでもみつかる」という意味がありますが、ここでは「全ての場所で全ての出来事を」という意味に使っています。つまり、「ユビキタス・キャプチャー」というのは、「人生に起こる全ての出来事を記録してゆく」という手法です。 井上光晴氏の「小説の書き方」(新潮選書) に A, B, C の三つの練習ノートを作るという話があるのですが、そのうち最初の A ノートは朝から夜までの全てのできごとを書いてゆくものとして紹介されています。これもユビキタス・キャプチャーの一種ですが、こうして記録してゆくことによって様々な効果が生まれます。 ものごとに**「忘れる」すきを与えない安心の感覚**。創造性や発想力。そしてなによりも、人生の一瞬一瞬を捉えて放さないぞ、という「コントロール」の感覚で
Dead Simple Guide to Beating Procrastination | Zen Habits 仕事の先送り。気の重い作業になかなかとりかかれない。どうしてもぐずぐずしてしまう。こんなジレンマを感じることなく過ごせる人はきっといないのではないでしょうか? Zen Habits の Leo が「先送りを防ぐための簡単な10箇条」という記事で「先送り」を回避するためのコツを紹介しています。どれもどこかで聞いたことあるものばかりだと思いますが、ベースにあるのは「その作業を終わらせるのではない。始めるだけだ」という考え方です。 「終わらなければ」と考えているから気が重くなっている状況を、「いまはスタートさせるだけでいいんだ」と、問題を別の視点から見つめ直すことでとっかかりを見いだすわけです。 そんな10箇条を意訳でご紹介します。 それは本当に「やるべき」「やりたい」ことなのか真
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