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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (18)

  • 3つの火山が相次ぎ噴火、インドネシア

    8月3日、インドネシア北スマトラ州カロ県のティガ・パンクル村付近で火山灰を吹き出すシナブン山。(Photograph by YT Haryono, AFP, Getty Images) 8月最初の週、ハットトリックを決めたのは、オリンピックのサッカー選手だけではなかった。インドネシアで、3つの火山がほぼ同時に噴火した。 インドネシアは、地質学的に活発な環太平洋火山帯に位置し、およそ130の活火山を擁している。そのうち、シナブン山、ガマラマ山、リンジャニ山の3つが、地鳴りとともに噴煙を上げたのだ。(参考記事:「インドネシアの荒ぶる神 火山と生きる」) これまで死者の報告はないが、空港が閉鎖されるなど、人気リゾート地のバリ島に向かう便も含め、交通は寸断されている。リンジャニ山はバリ島から近いロンボク島、シナブン山はスマトラ島、ガマラマ山はモルッカ諸島の1つに位置している。(参考記事:「各地で火

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    dobe365 2016/10/23
  • インドネシアの野焼きの環境被害を算出

    2015年9月24日、NASAの衛星「テラ」搭載の中分解能撮像分光放射計(MODIS)による画像。乾期に発生した広範囲な火災による煙がインドネシアの空を覆っている。赤い点は、センサーが高温を検知した火災発生場所。(PHOTOGRAPH BY NASA EARTH OBSERVATORY) 2015年、火災により立ち上った煙が赤道沿いに地球を約半周し、東アフリカから太平洋の日付変更線までを2カ月にわたって覆った。 押し寄せた煙の発生源はインドネシア。この年、同国は少なくとも過去15年で最悪の火災に見舞われた。 この煙害に関する新たな研究結果が、このほど科学誌「米国科学アカデミー紀要」に掲載された。それによると、NASAの衛星から確認されたこの煙の帯は、気候や健康に広く及ぼす現象だという。(参考記事:「山火事の煙害が広域化、死者は年間34万」) インドネシアでは、乾期の野焼きが広く行われている

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    dobe365 2016/10/22
  • 解説:約70万年前の超小型原人発見、フローレス島

    復元されたフローレス原人の顔。小柄なために「ホビット」とも呼ばれる。(PHOTOGRAPH BY B CHRISTOPHER, ALAMY) この10年間、人類進化の歴史をめぐって、子どものように小柄な化石人類が注目を集めてきた。インドネシアのフローレス島で発見された謎めいたフローレス原人(Homo floresiensis)は、そもそも独立した種なのかどうかという疑問を含め、その起源について白熱した論争を引き起こしている。(参考記事:「フローレス原人を絶滅させたのは現生人類だった?」) けれども今回新たに発見された歯や骨の化石から、ついに「ホビット」の謎が解き明かされる可能性が出てきた。 フローレス原人の化石が出土したリャン・ブア洞窟以外で、フローレス島で化石人骨が発見されたのはこれが初めてだ。年代測定の結果、化石は約70万年前のものであり、リャン・ブア洞窟のものよりはるかに古く、その小

    解説:約70万年前の超小型原人発見、フローレス島
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    dobe365 2016/06/11
  • 「赤い象牙」もつサイチョウ、密猟で絶滅の危機に

    オナガサイチョウのくちばしと、カスクと呼ばれる硬い突起の部分。インドネシアの森林管理官が密猟者から押収したものだ。(PHOTOGRAPH BY JEFTA IMAGES, BARCROFT MEDIA, GETTY IMAGES) オナガサイチョウは、東南アジアの熱帯林に生息する大きな鳥だ。甲高い声で鳴き、白黒2色の長い尾をもち、短く突き出たくちばしの上には「カスク」と呼ばれるヘルメットのような突起がある。硬い突起はケラチンという、動物の爪や毛、くちばしなどを構成するタンパク質でできている。 カスクは、オスのサイチョウが空中で互いの頭をぶつけ合って戦うときに使われる部位だ。だが、このカスクが原因で、サイチョウたちは苦しい状況に追い込まれている。オナガサイチョウの赤いカスクに彫刻を施して加工したものは「赤い象牙」と呼ばれて珍重されてきた。2011年頃、中国の新興富裕層の間でその需要が爆発的に

    「赤い象牙」もつサイチョウ、密猟で絶滅の危機に
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    dobe365 2016/05/31
  • ポートレートは生命の記録

    Q:温暖化が急速に進む北米東海岸のメーン湾。ロブスターに生じる可能性がある影響は? 外骨格が強化される幼生がより速く成長する外骨格が溶ける

    ポートレートは生命の記録
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    dobe365 2016/04/08
  • 絶滅寸前のサイ、保護のため捕獲後に死亡

    死亡したスマトラサイのナジャク。2016年3月に保護され、安全な保護区へ移される予定だった。(PHOTOGRAPH BY ARI WIBOWO, WWF-INDONESIA) ボルネオ島のインドネシア領で2016年3月、落とし穴にかかったメスのスマトラサイが保護された。この地域で、絶滅危惧種のスマトラサイに接触するのは40年ぶりのことだ。ところが喜びも束の間、ナジャクと名付けられたサイは、ほどなくして死んでしまった。(参考記事:「フォトギャラリー:絶滅の危機に瀕するサイの写真14点」) 国際サイ基金は、フェイスブックで「カリマンタンから届いた悲しい知らせに、心を痛めています」と声明を出した。 インドネシアの環境大臣によると、ナジャクは数日前から健康状態が悪化しており、最終的には足の感染症により死亡したという。今後さらに詳しい調査が行われる。 保護のための捕獲だったが 世界自然保護基金(WW

    絶滅寸前のサイ、保護のため捕獲後に死亡
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    dobe365 2016/04/08
  • インドネシア 亡き家族と暮らす人々 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    インドネシアのスラウェシ島に暮らすトラジャ族の人々は、家族を失った悲しみを、遺体に寄り添って和らげる。彼らにとって死は必ずしも別れではない。 文=アマンダ・ベネット/写真=ブライアン・リーマン 部屋の戸口にかけられた金色のカーテンを開けて、私はエリザベス・ランテという女性と一緒に中へと入った。彼女が夫にささやく。「遠くからのお客さんですよ」。時刻はもうすぐ夜の7時。一家の次男がお盆を手に部屋に入ってきて、「さあ、パパのご飯だよ。魚も唐辛子もある」と語りかけた。 部屋を後にしようとしたところで、エリザベスがやさしく声をかけた。「さあ起きて。晩ご飯よ」。私が振り向くと、長男が父親に告げた。「この女の人がパパの写真を撮るんだって」 世界のどこででも見られる、温かい家族の情景のように思える。しかし、大きな違いが一つある。エリザベスの夫で、町の結婚登録所の職員だったペトルス・サンペは、2週間ほど前に

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    dobe365 2016/04/08
  • 残り60頭のサイに子ども、インドネシアで撮影

    インドネシア ウジュン・クロン国立公園で、絶滅危惧種のジャワサイの親子の姿が撮影された。 © Ujung Kulon National Park 大きな耳の向きを変えながら、やぶの中から幼いサイが走り出す。そのすぐ後を、母親が注意深く見守りながら追いかける。 インドネシアのウジュン・クロン国立公園に3頭いる子どものうちの1頭が自動撮影のカメラでとらえられた。これは単なる赤ちゃんサイではない。絶滅危惧IA類、つまり、野生絶滅の一歩手前とされるジャワサイの最後のよりどころだ。(参考記事:「突然の出現、希少種ジャワサイ」) ジャワサイは現在、地球上に60頭しか残されていない。少ないとはいえ、ゆっくりと増えており、この50年間で倍増した。 密猟や生息地の破壊により、多数のジャワサイが死亡した。残された個体は現在、同国立公園で群れを形成している。 しかし、新たな子どもの映像は希望の源であると、カメラ

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    dobe365 2015/10/04
  • ジンベエザメの餌付け

    インドネシア東部ニューギニア島のチェンドラワシ湾でジンベエザメが口を大きく開けた。この世界最大の魚を、地元の漁師は幸運の象徴と信じ、網いっぱいの小魚を与えている。ごちそうを目当てに、この湾には一年中ジンベエザメが姿を現す。 写真=Adriana Basques

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    dobe365 2015/05/13
  • 第5回 “楽園の人類学”の扉はどのように開かれたのか

    実は、ぼくはほんの一時、ニュージーランドに住んでいたこともあって、人類拡散の歴史の終着点である「リモートオセアニア」の人類学・考古学に興味がある。その方面に明るい知人に聞いたところ、日には専門家が少ない分野だが、ひょっとするとこの人ならよく知っているかもしれない、と名前を伺っていたのが小野林太郎さんだった。 主なフィールドはインドネシア東側海域の島々や東ティモールだから、むしろ「ニアオセアニア」が中心。しかし、ミクロネシアやポリネシアでのフィールド研究もあるし、「リモートオセアニア」の研究動向にも詳しいに違いない、と。 しかし、実際にお話を伺うと、小野さんのフィールドの多彩さ多様さに目を奪われた。なにしろ、時代にして4万2000年前の遺跡から、数百年前の遺跡までカバーし、地理的にもインドネシア・東ティモールを起点としながらも太平洋各地に飛んでいる。 小野さんは、どうして、このような幅広い

    第5回 “楽園の人類学”の扉はどのように開かれたのか
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    dobe365 2014/12/05
  • 第1回 ヒト、海洋に出会う

    東海大学海洋学部のキャンパスは、静岡市清水区にある。海に近い「潮の香りがする」立地で、学部付属の水族館(海洋科学博物館)は、展示も繁殖飼育研究も、評価が高い。近隣都県の人は訪ねたことがあるかもしれない。海にも人にも開かれた印象のある研究機関である。 その中に、海洋文明学科というまさに「海と人」の関係を考える学科がある。小野林太郎准教授は「海と人」の関係について人類史を遡りつつ考える海洋考古学の専門家だ。 小野林太郎さんがかかわる数多いフィールド中で、研究の拠点となっているのは東南アジア・オセアニア。これまで数多くの調査を主宰したり、参加してきた。その中でも、特にインドネシアの東部の島々や東ティモールの遺跡を分厚く調査・研究してきた。 貝殻やら、魚の骨やら、研究に関係しているであろう物がさりげなく置いてある研究室で、お話を伺った。 まず、ざっくり言って、小野さんの研究は何をしているのだろう。

    第1回 ヒト、海洋に出会う
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    dobe365 2014/12/02
  • 危機にある言語の未来

    今、世界で話されている約7000の言語の半分が、今世紀中に消滅する恐れがある。少数民族の言葉は守れるか。 文=ラス・ライマー 写真=リン・ジョンソン 現在、地球上では約7000の言語が話されているが、2週間に一つのペースで消滅し、今世紀中に半数まで減ってしまうと言われている。少数民族が母語を捨て、英語などの主要言語を話すようになっているのだ。一つの言語が消えるとき、私たちは何を失うのだろう。ロシアのトゥバ語、インドのアカ語、メキシコのセリ語を例に、言語学者が進める救済プロジェクトの中で見えてきた、言葉と文化の関係を考える。 新潟出身の私は、上京した際に「しびく」という方言と同じ意味の標準語がなく、非常に困りました。ある物が地面に付く“ギリギリ”の微妙な位置で、かつ“移動”しているときに使う言葉。たとえば、長すぎるスカートのすそを時折擦るように歩いていると、「しびいてるよ!」と注意されます。

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    dobe365 2012/07/08
  • 第5回 消滅危機言語をなぜ守らなければならないのか

    最後に非常に素朴な疑問を。 消滅の危機にある言語を、なぜ守らなければならないのだろう。言語の多様性は、なぜ大切なのか。 いっそ、世界人類の言葉を、英語か何かの共通語に統一した方が、便利なのではないか。などという意見を言う人は少なからずいる。 そんな中、あえて、言語を守る意義とは? 国際的イニシアティヴをとるユネスコのウェブサイトを訪ねると、意外なことが書いてあった。 〈言語の多様性が減ると、生物学的多様性が減少する〉 もちろん、これは数ある理由の中の一つとして挙げられていたのだが、それにしてはトップページにでかでかとリンクが張られ、詳細なページが作られていた。最初、頭の中に疑問符が乱れ飛んだのだが、まあ、言っていることは理解できた。 その土地で培われてきた言語では、植物や動物についてきちんと区別されている。しかし、言語が失われると区別も失われる。どんな種があるのか分からなくなる。それを科学

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    dobe365 2012/07/08
  • 第4回「方言」と「言語」の違いとは

    木部さんは、「消滅危機方言の調査・保存のための総合的研究」という共同研究のプロジェクト・リーダーだ。 この研究を国立国語研究所が各研究機関と連携して行う背景には、やはり、2009年のユネスコ発表の影響がある。なにはともあれ国連機関が国際的スタンダードとして示した危機言語の中に、日国内で話されているものがいくつも含まれていたのだから。 目下のところ年に1~2カ所のペースでフィールドワークをして、危機言語の記録を作っているのだそうだが、そこに行く前に「方言か独立言語か」という問題に軽く触れておこう。 ユネスコの危機言語の発表が報道されたとき、多くの人が「八丈語や奄美語」って方言じゃないの? と感じたようで、木部さんもよく質問されたという。この素朴な疑問の背景には、純粋に言語学的というより、歴史、社会、文化政治などが複雑に絡まった複合的な事情が横たわっている。 木部さんによると──

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    dobe365 2012/07/08
  • 第3回 今もありありと思い出すぼくの「言語喪失」体験

    よか、はだもっ(はだもち)、ごわすな。(≒すごしやすい陽気ですね) 木部さんが挙げてくれた失われつつある鹿児島の表現に、地域が育んだ一種の皮膚感覚ともいえる深みを感じて、胸がきゅーんとしてしまったわけだけれど、ぼくがそのように強く感じたのは、幼い頃の個人的な体験が関係しているかもしれない。 実はぼく自身、「言語を喪失した」経験がある。人がそう感じているから、まあ、事実だと言ってよい。 ぼくは1964年に兵庫県明石市に生まれた。ざっくり言うところの関西弁を喋っていた。 親の仕事の関係で、小学3年生の春に、千葉県千葉市に引っ越した。生活環境はがらりと変わった。特に言葉の違いは、驚くほどだった。 10年ほど後になると漫才ブームが起きて、関西弁はテレビで普通に話されるようになった。でも、ぼくが引っ越した頃の千葉市では、訳の分からない言葉をしゃべる奴としか思われなかった。なにかを口にしただけで笑わ

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    dobe365 2012/07/08
  • 第2回 方言は「汚い言葉」?

    「あの頃、どんな地域でも、方言をむしろ汚い言葉として見る傾向がありました」 国立国語研究所の木部教授は言った。 木部さんがフィールド調査を始めた1980年代の日での話だ。 日言語学者、特に方言研究者は、80年代からその傾向に気づいて危機感を抱いており、勉強会などを開いていたそうだから、それに先行してもっと早い時代から、「危機」の種は蒔かれていたはずなのだ。 「方言札を知っていますか」と木部さんは聞いた。 ぼくは知らなかった。 「わたしがフィールドにしていた鹿児島や沖縄は、標準語教育、共通語教育が非常に激しかったところなんです。方言札というのがありまして、学校で方言をしゃべると罰で札を下げさせられるんですよ。そういう教育を学校でやったのが、鹿児島県と沖縄県の2県なんですね」 言葉の響きからネガティヴなものを予想していたが、それでもやはり衝撃を受けた。今ならば人権侵害などと言われそうな教

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    dobe365 2012/07/08
  • 第1回 6000言語のうち2500が消滅する!?

    2009年2月、国連教育科学文化機関、いわゆるユネスコが、衝撃的な発表を行った。 今世界に存在するおよそ6000の言語のうち、2500もが消滅の危機にさらされているというのだ。生物の絶滅危惧種の連想でいうと、まさに絶滅危惧言語である。 消滅が危ぶまれる程度には4段階あって、最も危険な「極めて深刻」が538言語、それに次ぐ「重大な危険」が502言語、「危険」が632言語、「脆弱」が607言語だった。 さらにいえば、1950年以降消滅した言語がなんと219語にのぼったという。最近では2008年、米アラスカ州でイヤック語が消滅した。 消滅というと、言語がぽっと消えて無くなるというふうに響くが、つまりは、最後の話者が亡くなり、この世界に誰一人その言語を母語として理解する人がいなくなった、ということだ。 さて、こういった事実を書き連ねると、一応のところ1億人以上の話者がいる日語は安泰、というふうに

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    dobe365 2012/07/08
  • 第31回  南国屋台の人気クレープ菓子「ダダール・グルン」の作り方

    今回の探検ターゲットは、東京・目黒のインドネシア料理店「チャベ目黒通り店」。インテリアショップの立ち並ぶ目黒通り沿いのお店だ。 細い階段を2階に上りお店のドアを開けると、いきなり材が山積みになった会計カウンターが現れる。よく知られた海老せんべいに加え、木の実チップスなどといった聞き慣れないスナックを早速発見。思わず、探検の目的を忘れそうになりました。 「チャベ」は10数年前に初めてインドネシアを訪れて以来、この国の味にはまったという大平あきさんとご主人が経営するレストラン。デザートのメニューには、第27回で紹介した黒もち米のプディング「ブブール・クタン・ヒタム」やインドネシア版ういろう「クエ・ラピス」などが並んでいる。 今回の目的はやはりメニューに並んだインドネシアのクレープ菓子「ダダール・グルン」(ロールオムレツという意味)。実は、バリでべて美味しいと思ったものの日に持ち帰れなかっ

    第31回  南国屋台の人気クレープ菓子「ダダール・グルン」の作り方
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    dobe365 2012/02/12
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