先日ニトロプラスの新作として鋼屋ジン氏が脚本を手掛ける『ギルティクラウン ロストクリスマス』が発表されたわけですが、鋼屋ジン氏といえば『デモンベイン』シリーズが有名です。 「荒唐無稽スーパーロボットADV」と銘打たれた『デモンベイン』シリーズは、ニトロプラスの作品としては初めてTVアニメ化を果たし、今もなお根強いファンが多い作品なわけですが、鋼屋ジン氏といえば短編ではドラゴンと少年のセカイを描いた『竜†恋』、コンプティークでは掌小説を連載していたりとマルチな活躍を続けておられますが、そんな鋼屋ジン氏の最新作となるのが本作、『装甲悪鬼村正 妖甲秘聞 鋼』であります。 2009年にニトロプラスが「ニトロプラス十周年記念作品」として世に送り出した『装甲悪鬼村正』の外伝小説となる本作は『村正』本編で断片的に語られていた五百年前の南北朝争乱、その中でも始祖村正と二代村正の戦いに焦点を当てた物語となっ