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ブックマーク / nix-in-desertis.blog.jp (69)

  • nix in desertis:2020年東大・日本史の第3問についての考察

    例の企画(執筆中)に先立ちまして,日史の問題を個別にちょっとだけ取り扱う。日史であるということ以上に難問でも悪問でもないというのと,これは単体で扱ったほうが面白いと判断したためである。単に小ネタというのもあるけど。 そういうわけで,今年の東大の日史の第3問。問題を打ち直すのはさすがに面倒なので問題はリンクでご勘弁願いたい。問題自体はさして難しくないというか,東大の日史らしい史料読解問題。Aは史料(1)・(2)・(4)から,実務は幕府担当で,名目上は日の統治者である天皇の朝廷が儀式面を執り行ったということが読み取れる。(4)は朝廷が実務を担当しようとしたら実力不足で失敗した事例として読めばよい。江戸幕府は「武家政権はあくまで実力を認められて朝廷から統治を委任されている」という自意識が強く,それを何かに付けてアピールする癖があるというテーマは東大の日史が好むところで,過去問を少なく

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    dododod 2020/03/03
  • nix in desertis:富士山登山記2018

    『ヤマノススメ』聖地巡礼を兼ねて,富士山登山に行ってきた。他の登山記事はもうちょっと数が多くなってから(少なくとも飯能市街と谷川岳に行ってから)書こうと思っているが,富士山は『ヤマノススメ』以外の文脈の方が大きいので,先行して書くことにする。弾丸登山は避けて1泊2日であったが,これについては後で触れる。 富士山の麓への到着は10時半頃。ややもたついてスバルライン五合目の到着が12時の少し手前。五合目は人でごった返していたものの,思っていたよりは少なかった印象。非常に外国人が多く,白人と中国人が中心だが,訪日外国人の割合から考えるとやや白人が多めか。というよりも白人は多くの人が軽装で,登っていくと八合目くらいからあからさまに中国人の割合が高くなっていったから,目的が異なる。中国語は登山中,山小屋内を含めて終始聞こえてきて途切れるタイミングが無かったというところで,中国人の数を想像してもらいた

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    dododod 2018/09/12
  • nix in desertis:センター試験「ムーミン事件」雑感

    大学入試センターが平均点などの最終結果を発表した。つまり,出題ミスは一切認めない方向で意志を固めたようだ。状況を上手いことまとめてくれた人がいたことだし,私も雑感を項目別にまとめておく。 ・結局のところ,良問なのか,悪問なのか? 問題を成立していると見なし,かつバイキングを範囲内と見なせば良問と言えなくもないが,出題ミスと見なすなら質以前の問題。“問題の質”と“成立要件”は重なりつつも別の概念ということを示す,良い事例と言えるのかもしれない。なお,「思考力を問う問題としては,あまりにも単純では?」という向きについては,思考力というものを余りにも高く捉えすぎているのではないか,と反論しておきたい。「センター試験を受験する平均的な高校生」に求めていい思考力とは,ムーミンの舞台が問われていても動揺せずにすぐに消去法に切り替えてノルウェー側から素材を探す力と,見知らぬ単語を見たら語族から解答を導く

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    dododod 2018/02/06
  • nix in desertis:最近読んだもの・買ったもの(『エマは星の夢を見る』他)

    ・『エマは星の夢を見る』。モーニングで短期間に集中連載されていた作品の単行化。原作者が主人公と同じ名前(エマニュエル・メゾンヌーヴ)となっていることからもわかる通り,作は元ミシュラン・ガイド調査員の実体験を,日漫画家が漫画化したものである。1話だけはネット上で試し読みできる。そして1話だけでも十分おもしろいので,読む価値はあるだろう。 → 2話以降ではミシュランガイドの仕事の様子がリアルに描かれている。登場するレストランやシェフ・料理まで,いくつかは物(ただし,エマが実際にミシュランで働いていた当時の約10年前の情報であるため少し古い)。調査にもいろいろな手段があり,調査員は身分を明かしたり隠したり,真正面からオーナーに質問したかと思えば,性格の悪いテンプレ小姑のような仕草もする。調査される方の人々も悲喜こもごもで,身分を明かされても動揺しない人もいれば,かわいそうなくらいあわて

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    dododod 2017/11/20
    「エマは星の夢を見る」電子版だけでもカラー化して欲しい
  • nix in desertis:岩手旅行記(前編)

    コミケ後に岩手旅行に行ってきたので,その報告を。メンバーはいつもの頬付・隙間坊主。 13日:仙台 コミケ終了後,即座に首都高へ。21時仙台を目標にそこから運転手たちがなるべくがんばっていたけど,残念ながら着いた時点で21時は過ぎていた。一応事前にはてな村的美味しい店探し手段「zaikabou 仙台」で検索する等してリサーチはしていったが,全体的に店は閉まり気味であった。結局「Google mapのレビューはまだ汚染されていない理論」を用いて適当なお店に入ったが,十分に美味かった。牛タンの味噌焼きなるものがあり,「(元)愛知県民相手にいい度胸だな」からの「あ,これ味噌の味が牛タンの感によくあってめちゃくちゃ美味しい」という即落ち2コマシリーズのようなことをした。コミケの疲れもあり,ホテルに戻って即爆睡。 14日:松島〜平泉〜花巻温泉郷 仙台は「青葉城くらい見ていくか」という案もあったのだが

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    dododod 2017/08/30
  • nix in desertis:『絶対に解けない受験世界史2(大学入試問題問題シリーズ2)』が出ます

    以下は1巻同様に,書の紹介をFAQ形式で。 よくわかる! 『絶対に解けない受験世界史2 ―悪問・難問・奇問・出題ミス集』FAQ Q.目的や内容は前巻と同じなの? A.全く同じです。大学入試における悪問や超難問,出題ミスを収録・解説したです。気で難しくて解けない問題から,日語の崩壊した問題,単なる誤植,笑える問題,珍しい問題など,多岐にわたって収録しています。 1.入試問題作成の杜撰さを世の中に訴えること 2.出題ミスの事例を集めて,出題者へ提供すること 3.悪問を笑い飛ばして当時の受験生の無念を供養すること 4.世の中の世界史マニアに難問を提供すること を主な目的としています。以下,1巻と同じQ&Aは省略。 Q.収録範囲は? A.前著で2014年の早慶上智・国立大を扱いましたから,それ以外の2014年の私大入試。2015・2016年は全大学,2017年の早慶上智・国公立大までです。

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    dododod 2017/07/22
  • nix in desertis:バベルの塔(完成間近の方)

    都美のバベルの塔展に行ってきた。バベルの塔の他に,ヒエロニムス・ボスとピーテル・ブリューゲルを二大巨塔として,15〜16世紀のベルギーの美術品が展示されていた。土日に行ったら混雑がひどかったので(入場20分待ち),可能であれば平日に行くのを勧める。 《快楽の園》等で有名な奇想の画家ヒエロニムス・ボスは16世紀前半の当時すでに高名な画家であり,彼の生み出した怪物たちは同時代の画家たちに模倣された。そのせいでボスの作品は真贋の鑑定が難しく,特に真筆と断定されている油彩画は約25作品しかない。フェルメールよりも少ないのである。もっとも,ボスの場合は生前遅筆で作品数が少ないというよりも「断定」できるものが少ないということなので今後増える可能性はある。今回の展示でも「ヒエロニムス・ボスの模倣」となっている作品は多かった。また,ボスは版画作品も多いから油彩画に限定して”少ない”というのもお門違いではあ

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    dododod 2017/07/03
  • nix in desertis:『けものフレンズ』感想

    ご多分に漏れず,私も最初は全くのノーチェックであった。そして作に気づいたのは,骨しゃぶりさんのこの記事だった。 ・アニメ『けものフレンズ』は人類史600万年を探求する 正直,この記事を読んだ最初の感想は「まーた骨しゃぶりさんは大げさに書きおってからにwww」だったのだが,1話を視聴してマジもマジだったので椅子から転げ落ちた。よくもまあ1話にあれだけ詰め込んだものだ。確かそれが1月27-28日頃で,まだ2話と3話の切り替わりくらいの時期だったと思う。3話までは立て続けに見てすっかりはまってしまった。おそらく同じような行動の人は少なからずいて,あの記事は『けものフレンズ』受容史を作るとしたら欠くべからざるものだと思う。世間的に爆発したのが2/6頃だそうなので,自分を含めてあの記事で見始めた勢は比較的アーリーアダプターの部類といえるかもしれない。もちろん,アプリ版からの支持者や1話ですぐ気づい

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    dododod 2017/04/04
  • nix in desertis:受験世界史悪問・難問・奇問集 ver.2017 その1(上智大・慶應大・早大途中まで)

    はじめに 今年は諸事情あって「そもそもやらない」すら視野に入れていたのだけれど,期待もあることだろうし全くやらないというのもダメだろうと思い直して,縮小版で更新することにした。問題の選定だけは済んでいるので,番号が飛んでいるのはまだ作業が終わってないんだなと察してもらえればと思う。ただ,最初から諦めていたおかげでかえって時間ができて,この2月は何年かぶりにのんびりしていた。Twitter等を見たら普通にゲームしてたのがわかるが,あれはこういう事情で気を抜いていたのが理由だったりする。完全版は2巻に収録する(2017年中に出るのは確定しました)。 ・収録の基準と分類 基準は例年とほぼ同じである。 出題ミス:どこをどうあがいても言い訳できない問題。解答不能,もしくは複数正解が認められるもの。 悪問:厳格に言えば出題ミスとみなしうる,国語的にしか解答が出せない問題。 → 歴史的知識及び一般常識か

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    dododod 2017/03/12
    ”2巻に収録する(2017年中に出るのは確定しました)”
  • nix in desertis:「真田丸」

    非常に珍しくも,大河ドラマを見ていた年であった。見るようになったきっかけは,丸島和洋先生のtweetである。この歴史考証に関するコメントとセットで見れるなら,確かに面白かろうと思って見始めた。 私は三谷幸喜のそれなりのファンである。過去の映画は大体全部見ている(最新作の『ギャラクシー街道』だけ見ていないが,あまりの酷評っぷりに見る勇気がない)。『笑の大学』か『ラヂオの時間』あたりは人生で一番笑った映画ランキングベスト5に入れている。にもかかわらず今回ちょっと敬遠していたのは,『ギャラクシー街道』は無関係で,『清州会議』がぶっちゃけて言うと割りと微妙で,この人にちゃんとした史劇が書けるんだろうかという疑問が先立ったためである。結果から言うとそれは杞憂だったというよりも,三谷幸喜は明らかに『清州会議』の二の舞は避けていた。「真田丸」は時折「コメディ寄りすぎる」という批評を受けていることがあるが

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    dododod 2016/12/24
  • nix in desertis:最近読んだもの・買ったもの

    ・『U.Q.HOLDER』12巻。 → マガジン連載分最後の巻。私もここまでは雑誌で追っていた。作は『ネギま!』の続編である一面と,不死者たちの物語であるという一面,バトル寄り・ラブコメ寄りの普通の少年漫画という一面があった。そして少なくとも10巻頃までは割りと良いバランスで進んできていたと思うのだが,ここに来て急速に『ネギま!』の続編という一面が濃くなってきている。この先バランスが崩れそうで少し怖いし,これが移籍が決まったことで巻に入っているのが原因ならかなり残念である。 → もちろん,『U.Q.HOLDER』という連載自体の最大の目的が,『ネギま!』で果たされなかった伏線の回収にあると思うので,これをやり遂げないと終われない。不死者たちの物語という要素と,少年漫画という要素はあくまでも物語をおもしろくするための要素であって,物語の目的ではない(あるいは赤松健はその3つの全てを描きたか

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    dododod 2016/12/21
    『球詠』
  • nix in desertis:最近読んだもの・買ったもの(『NEW GAME』3・4・5巻)

    ・『NEW GAME!』3・4・5巻。 → 「実は3巻からが番」とは言われていたが当にそうだった。断言するが,作は3巻で化けます。アニメから入った人は5巻までまとめて買って損はない。これは「二期はよ」って言われちゃうわ。 ・以下ネタバレ注意。3巻のハイライトはビジュアルコンペで青葉が勝ってしまった後の展開で,言うまでもなく昔のコウの経験があり,2巻ラストの青葉の「理想の上司です!」があっての,この展開。まだまだ“クリエイター精神”なるものがつかめておらず不用意な発言をしてしまう青葉に,自分が大人にならなくちゃいけないのに咄嗟にそうはできないコウ。仕事なので,クリエイター同士なので,人間そうそうなかなか上手くはいかない。その上で作品の質を上げていくにはどうしたらよいかというのは実体験を踏まえても身につまされる話。 ・4巻はキービジュアルコンペの話が最高であった。ここでもクリエイターの精

  • nix in desertis:小学校の円周率計算問題問題

    ・算数の問題「円周率を3.14とするとき、半径11の円の面積を求めよ」の解を379.94とするのは誤り?(Togetter) ・「379.94でいいじゃん」派がこんなに多くて驚いてる(増田) → これは後追いで読むのがしんどいほど短期間で議論があったが,つまるところの論点は2つに絞られる。まず,採点上の方針・配慮である。以下,一々「近似値に近い数字」等を繰り返すと冗長になるので,上記の議論の数字である「半径11の円の面積」の解答としての379.94,380,380.13で代用させてもらう。 1.379.94だけが正解 この採点態度の問題点は明確で,採点上380や380.13等の数学的により正しい(近い近似値)解答をハネることになる。しかも,380.13はまだしも,380は「円周率を3.14として」きっちり計算しており,咎は「問題文に四捨五入せよと書かれていないのに勝手に行ったこと」に絞

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    dododod 2016/05/25
  • nix in desertis:最近読んだもの・買ったもの(咲関連)

    ・『立-Ritz-』(1巻完結?)。まあ,これ描く人選は大和田さんで大正解だよなぁw → 初回の雑誌掲載は2009年だそうで,実は初のスピンオフがこれというのを最近知って驚いた。私が『咲-Saki-』を知ったのが2012年の夏,阿知賀編のアニメがやっていた頃であるから,その前にはすでに始まっていたのである。それが今になってストックが溜まって単行になったというのはちょっと感慨深いものがある。私がこの作品を知ってから4年近く経ったというのは,長いようで短かった気もする。 → ついでに言うと,私は知った時期の関係で咲界隈のネタは大体全部後追いで知ったのだけれど(これについては2006年に知った東方も同じ),2009年の時点でリッツ女性説(というより女子高生説)が公式にピックアップされるレベルだったことにも割りと驚いた。そんな連載初期からあったネタだったとは。 → 2話のリッツが右腕骨折した話は

  • nix in desertis:最近読んだもの・買ったもの(『へうげもの』21巻)

    ・『へうげもの』21巻。方広寺鐘銘事件の勃発,大坂方の決起,片桐且元と織田信雄の脱出,真田信繁参戦,金森重近の出家(宗和),織部暗殺計画始動,真田丸築城,近衛信尹倒れる,京五山大文字焼き計画,柳生宗矩と織部の一騎打ち,大坂冬の陣開戦,織部狙撃失敗,「犬」文字焼,近衛信尹死去,伊賀焼「破袋」誕生。 → 列挙してみると,展開がかなりめまぐるしい巻。というよりも,方広寺鐘銘事件から大坂冬の陣中盤までの歴史的展開を一気に消化した上に,創作のエピソードも多く入っている。確かに歴史的な展開だけを追うとこの時期の織部は何もしていない形になるので,主人公の見せ場を作ったということであろう。その中でいくつか取り上げていく。 → 方広寺鐘銘事件は,清韓に「国家安康」のアドバイスをしたのが織部であったのが何かのフラグかと思われたが,少なくともここでは不発のようだ。むしろ織部が自ら豊徳合体計画を破壊する口実を作っ

  • nix in desertis:最近読んだもの・買ったもの(『ダンジョン飯』他)

    冬コミの戦利品によって停滞していた。 ・『ダンジョン飯』1・2巻。世評に負けて買った感あるが,実際に世評通りの抜群の面白さだったので負けて正解だった。テンプレ化(スタンダード化)したファンタジー世界に,現実的な理屈を導入して再度差異化するという手法自体は昨今よく見られるもので,目新しさは無い。目新しさが無いからこそ世評に負けるまで買わなかった。しかし,作はその手法を最大限よく活かしている。「モンスターをう人はスタンダード化されたファンタジー世界においても,“やっぱり”変な人」という二重のねじれが作の旨味であると思う。 → 出てくる料理自体もそうで,素材はひどいのに完成した料理の見た目はまともという。1巻7話の動く鎧,さすがにまともな料理にならないだろいうというか可部どこだよ,と読者が思い始めたところで,まさかの牡蠣だったというオチはお見事としか言いようがない。私はここで名作認定をし

  • nix in desertis:海外への聖地巡礼は増やしていきたい

    なぜラノベ原作ヒロインは3分以内に脱ぐのか(しゃぶり) → これ,法則自体をよく発見したなぁと。この間読んだぶっ飛んだラノベ『ざるそば(かわいい)』 でさえも“油を注がれていて(石鹸を塗られていて)”笑ってしまった。テンプレの魔力である。もっとも,『ざるそば(かわいい)』は石鹸枠のテンプレからは大きく外れているので,石鹸枠でなくとも塗油は起きる,ということかもしれない。 → 正直に言って石鹸枠は私の趣味ではないので,現象面以外には全く興味がわかないのだけれど,ありそうな今後の展開としては「テンプレを突き詰めた作品が何作か出た後,どこかの転機で飽きられて,テンプレが少しずつずれていく」であるが,今期の『最弱無敗の神装機竜』が純度の高い石鹸らしいので,テンプレの純化が進んでいるのは確かなんだと思う。 ラッキースケベ発生時間ランキング(カトゆー家断絶) → カトゆーさんによる関連調査。実にカト

  • nix in desertis:がっこうぐらし!:原作とアニメの差異について

    『がっこうぐらし!』は,ユキの描写について原作とアニメの間に非常に大きな差異があるが,皆さんお気づきになられただろうか。以下ネタバレ全開。 先に原作のユキから見ていく。1巻の1話,ユキの見えている風景が彼女の妄想による幻覚であることが示される。言うまでもなく来の世界はゾンビがうろついている。彼女の学校生活はとても幸せそうだ。学園生活部の面々以外の,園芸部やクラスメイトとも普通に会話できている。実はその後しばらくユキ視点になっている回があまりないので,ユキが見ている風景の描写は少ない。なので話は4巻まで飛ぶ。21話,ユキがめぐねぇに「現実を見ろ」とでも言っているかのような夢を見る。ここでのユキと学園生活部の面々の距離は遠く,ユキは他の生徒たちに阻まれて近づけない。ユキは明らかに群衆に埋もれている。 そして問題の5巻。26話冒頭 「つらいこともあったけど みんな一緒に乗り越えた だから毎日が

  • nix in desertis:2015春アニメ感想

    ・『Fate/stay night UBW』。見事な映像美でのアニメ化,ありがとうございました。劇場版も期待しております,以外の感想が特に無い。 → 一つケチをつけると,会話劇が原作の華というのはわかるんだけど,アニメでそれをそのままやるというのはアニメの美点を殺してないか。原作は文章だから会話劇でもダレないわけで,それを声優が読み上げるアニメとは性質が異なる。そこでアニメが原作の良さを残しつつ違った見せ方をするのが脚家の腕の見せ所で,「アニメ化」というものなのでは。正直に言って19−21話は原作との違いが少なかったという意味でつまらなかった。 ・『SHOW BY ROCK!!』。ニコニコでやってなかったら絶対に見てない系統のアニメ。だが,おもしろかった。1話は突拍子もなさすぎる話で不安だったが,2話の説明回がよく機能していたと思う。1話のあのテンションで続いていたらちんぷんかんぷんすぎ

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    dododod 2015/08/03
    『響け!ユーフォニアム』は『島耕作』
  • nix in desertis:最近読んだもの・買ったもの(WORLD-END-ECONOMiCA他)

    ・『WORLD-END-ECONOMiCA』1・2・3巻。とうとう文庫版も全部出た。欲を言えば絵・音あってこその作ではあるので原作ゲームをやってほしいところではあるのだけれど,そんな暇はないという人はぜひともこちらで。……とはいうものの,作は一冊一冊が『終わりのクロニクル』級で(さすがにこれよりは若干薄いか?),諦めて6巻構成にしとくべきだったのでは……と思う程度には無謀な状態になっているので,通して読む場合は覚悟されたし。 → で,当方はゲームプレイ済みで全作レビュー済(ネタバレ注意)だが,経済・金融を扱ったノベル作品としては当に最高峰だと思う。『狼と香辛料』を読んだ人もそうでない人も,どうぞどうぞ。 ・『U.Q.HOLDER』6巻。三太編完結。小夜子が思ってたよりも強敵だったことに驚いたが,非常におもしろい話だった。 → 赤松健作品にしては社会へのメッセージが強い話だったのは,昨

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    dododod 2015/07/28
    「WORLD-END-ECONOMiCA」はクソ分厚くてkindle版出せばって思うけどwinタブで見るなら同人版プレイのほうが幸せになれるよなぁってなる。