11月3日の午後1:00頃、オーストラリア、ビクトリア州東部ギプスランドエリアの上空では奇妙な気象現象が発生していたそうだ。ぽっかりとそこだけ切り取られたような穴あき雲(ホールパンチ雲)の中央に虹がはめ込まれていた。 ソーシャルメディアには次々と写真が投稿され、UFOか?ケムトレイルか?と話題となっていた。 なんとも幻想的で神秘的な雲だが、オーストラリアの気象観測協会によると、これはケムトレイルとかではなく、UFOとかでもなく、一般的な穴あき雲であるとのこと。 目撃された穴あき雲の写真の数々 この画像を大きなサイズで見る 穴あき雲は上空が氷点下でも凍らない過冷却水滴という雲粒を持つ巻積雲や高積雲でできている。それらの雲より高い位置にある雲から氷の結晶が落ちてきたり、飛行機が通過したりすると、氷の結晶が発生する。 氷の結晶はまわりの水蒸気を一気にひきつけていき、成長して重くなって落下する。落