現代に突如現れた「大地創成」の現場に迫る 火山活動が活発化する日本列島。東京から南へ1000km、太平洋のただ中に位置する「西之島」で、世界の科学者が注目する現象が進行しています。 海底火山の噴火により新島が姿を現したのは、おととし11月。通常は数日で止まる噴火が、1年半以上経った今も続き、現在では直径およそ2km、高さ140m以上に成長。なおも拡大を続けているのです。海底火山が一度にこれほどの量の溶岩を噴き出し続けた例は過去になく、火山学の常識を根底から覆す現象として科学者達を悩ませています。 しかし、科学的な調査をしようにも、接近は厳しく制限されており、思うように近づけません。そこで番組では、圧倒的な自然のエネルギーを、迫力の超接近映像で捉えるとともに、貴重な科学的データを収集する大オペレーションを展開。島から4kmの場所に母船を停泊させ、遠隔ロボットを海上・海中・上空へと出動させます