第一三共ヘルスケアは21日から、医療用の非ステロイド性消炎鎮痛剤「ロキソニン」(一般名ロキソプロフェンナトリウム水和物)を初めて一般用医薬品に転用した、スイッチOTC解熱鎮痛薬「ロキソニンS」(第1類医薬品)を新発売する。解熱鎮痛薬成分のスイッチOTC化は、1985年のイブプロフェン以来、実に26年ぶり。同社では「頭痛・生理痛で悩む生活者のQOL向上に、新たな選択肢を提供できる製品といえる。適正使用の推進とブランド価値の向上を図り、成熟化した解熱鎮痛薬市場の活性化と共に、将来的にはOTC解熱鎮痛薬市場で、トップブランドのポジションを目指したい」と強い期待を示している。 「ロキソニンS」の主成分であるロキソプロフェンナトリウム水和物は、三共(現第一三共)が創製した非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)。日本で86年に医療用医薬品「ロキソニン錠・細粒」として発売されて以来、優れた有効性と安全